書籍・雑誌

2018年5月27日 (日)

「終電の神様」「豆の上で眠る」読了

2冊続けて軽めの文庫を読みました。
Book

【終電の神様】
終電間際の電車が人身事故や車両点検で運転見合わせとなり、それに巻き込まれた人達の短編集。
初めの何編かは同じ事故で同じ電車に乗り合わせた人?と思わせつつ、後半になると明らかに違うシチュエーションだったり、数十年前だったりと事故は別々だと分かります。反面、登場人物が時代を超えてすれ違っていたり、凝った作りになっています。

前半は叙述レトリック風のミスリードを誘うだけの話ですが、後半に行くほどちょっと良い話だったりして、最後の書き下ろしはけっこうな感動もあります。
通勤電車で読んでいると「周囲の人にもドラマがあるのかな?」と思えてくるので、気軽に通勤の憂鬱から脱する物語としてお薦めの1冊です。

【豆の上で眠る】
小学生の頃に神隠しに遭い2年後に発見された姉と、戻ってきた姉が別人ではないかと
疑い続ける妹のミステリー。ミステリー要素よりは、人は何を持ってその人と位置づけられるのかといったことを考えさせられるお話です。
残酷な真実を隠すことが子供のために良いのか、隠された真実を暴くことが良いことなのか、いずれも難しい事です。そこに結論を出さず、読者に考えさせる作家さんも上手いと感じます。

ただ、現在と回想の切り替えや、別の人の主観などがシームレスで行き来する書き方はイマイチでした。何らかの効果を狙ったのかもしれませんが、読みにくいったらなかったです。(><)
まぁ、それを差し引いても面白かったですけどね。

(byぶらっと)

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2018年5月23日 (水)

後宮の烏

先日twitterで流れてきた文庫本の宣伝。 Karasu 暇つぶしの軽い気持ちで、試し読みをしたらスルスル読めちゃうわ、続きが気になるわで大わらわ。(´Д`;≡;´Д`)
夕方近所の本屋で購入し、その日のうちに読み終わりました。(笑) 集英社のオレンジ文庫なので乙女向け小説ですが、古代中国風の後宮を舞台にした怪奇&ミステリーが面白かったです。小野不由美の『十二国記』を思わせますが、あそこまで大河ドラマではありません。
登場人物の個性もよいですし、会話が軽妙で読みやすい。設定もなるほど~って感じでした。(あぁネタバレ出来ないo(`ω´*)o) 逆に一冊でそこまで明かしてしまうのは勿体ないような気がしました。事件を通して人間関係も秘密も少しずつ進展させても良かったんじゃないだろうか。
続々重版中らしいので、きっと続巻へと続いていくと確信しています。同時にコミカライズもされてるようですし。
舞台が後宮なので話の膨らみ方が難しいような気もしますが、出来れば登場人物ももっと増やして人間関係ももうちょい複雑になって欲しいですね。続きが楽しみな本に出会えました。(^v^)

(byふらっと)

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2018年5月 7日 (月)

MOZU作品集

ゴールデンウィークに新宿の東急ハンズで個展開催との情報がtwitterで流れてきたので
トレフェスの帰りに寄ってきました。
ジオラマ作品集とトリックアート「NOUTO」を購入。ご本人が在廊されていたので、サインもいただいてきました。
Cimg6499 友人のツイートから評判になって、もう2年半前も経つんですね。
こうして作品集として纏まったものを見ると、改めて細かさに驚きます。アラーキーさんも絶賛だとか。

以下、トリックアートにうちのフィギュアを組み合わせて撮った写真を載せてみます。※これ以降の写真はクリックで拡大します。

算数のページに組み合わせるなら渚ちゃん。
Cimg6477三角形がノートから立ち上がって見えますが、上から見るとこんな感じ。
Cimg6478

次は立方体。
Cimg6493フィギュアの横にワイヤーフレームの立方体が置いてあるようで、本当はこんなです。
Cimg6495

ノートをくりぬいた穴に落ちる渚ちゃん。
Cimg6489ノートは薄いのに穴は深い!
...訳がなく、もちろん平面です。
Cimg6490

立体あみだくじは、実際にあみだとして辿れます。
Cimg6485あみだの網棚の下で「あたれ!」と祈るkz子さんも、上から見るとこういう状態。
Cimg6486影の付き方が絶妙ですよね。

カラーの作品もありますよ。
Cimg6497カラフルな雰囲気に合わせて、「はいたい七葉」のイーナさんを虹の架け橋の下に座らせてみました。
Cimg6498 これを斜めから見ると立体に見えるんだから面白いです。

作品はまだまだ沢山あり、綺麗に立体に見えるポイントを探していると時間が経つのを忘れて夢中になります。貼り付ける写真もついつい増えるってものです。(^^;)
ジオラマ写真集も見応えがありますが、トリックアートは遊べるのが良いですね。写真集はamazonさんで売っているのですが、「NOUTO」も手軽に買えるようにしてくれると良いのに。

youtubeにコマ撮りアニメも公開されていて、ツイートを見ると新作も作っているようなので楽しみです。

(byぶらっと)

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2018年4月25日 (水)

「台湾紀行」読了

Cimg6408司馬遼太郎著「街道をゆく」シリーズの「台湾紀行」を読みました。
以前から気になっていたのですが、たまたまこんな記事を見かけたもので。

「街道をゆく」というシリーズ自体まったく読んだことはなかったし、氏の著作も「龍馬がゆく」「坂の上の雲」くらいしか読んだことがありません。
独自創作の歴史小説が史実のように一人歩きすると評判の作家さんですが、それだけ真に迫ったストーリーということだと思います。読むとのめり込みますからね。

で「台湾紀行」ですが、こちらは取材に基づくノンフィクションのシリーズです。
台湾の歴史や成り立ち、取材対象の人達の生活や考えなどが、良く言えば様々な視点から描かれ、悪く言えば雑多に羅列されています。

台湾にはよく行くので興味もあり、本省人/外省人という違いや二・二八事件のことなど概念としては知っていました。
が、フォルモサと呼ばれたオランダ統治時代以前からの統治の歴史を辿った上で説明されると、とても分かりやすいです。漢民族の支配が「公」でなく「私」であること、外省人である中華民国の支配から「台湾人」の李登輝総統が誕生した歴史的な意義など、今まで分かっていなかった台湾の成り立ちが良く理解できました。

日本統治時代の話や、少し前に銅像が壊されたことで話題になった八田興一氏のこと、映画「KANO」(まだ観てない!)にもなった嘉義農林学校の選手のその後の話など、現在の日本で再び話題になることも取り上げられています。

なぜ中国共産党が台湾にこだわるのか、なぜ台湾側も大陸と決別できないのか、台湾はそもそも誰のものなのか、色々と考えさせられました。
取材は1993年なので、それ以降現在までの大陸と台湾の関係などを司馬氏が見たら何と書くか想像してみたくなります。

もう絶版なので、興味を持たれた方はamazonさんのマーケットプレイス等で探してみてください。
台湾の問題が「台湾人」が望む形で決着する日がくることを祈ります。

(byぶらっと)

 

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2018年4月13日 (金)

“飯”ものの日

本日は“ダンジョン飯”6巻と“かくりよの宿飯”8巻の発売日でした。ComicもちろんGETです。ψ(`∇´)ψ
今一番楽しみにしている漫画“ダンジョン飯”。ギャグ満載のユニークな飯テロ漫画かと思ったら、しっかりしたストーリー展開もあってワクドキです。まぁ~ここのところ暗い感じもありますが、そんな中にも笑いがあります。早々読み終わって、もう続きが読みたくてそわそわしてます。(^^; やっぱり“ダンジョン飯”もフィギュア作りたいなぁ~。なんぁヴィネット風な感じで考えたいです。

“かくりよの宿飯”は気がついたら8巻。5巻で話が一段落してから積み本になってました。(^^; さすがに3冊溜めると辛いので、ちゃっちゃと読んでしまいましょう。読み始めれば2日で1冊くらいだし。
コミカライズされてるのは知ってましたが、この4月からアニメも放送開始。一応見てますが、原作ファンには物足りないかと。ストーリーのつまみ具合は仕方ないとして、アニメの作り(作画とか動き)はあまり上手ではありません。
まぁ、私は元々この表紙絵が好きじゃないので、辛口なのかも。登場人物がみんなスレンダーのイケメン&美人でキャラの描き分けがなさ過ぎなんですよね。小説読むともっと泥臭かったりイカツイ感じなのに、みんなツルッとしてイケメンで無個性・・・小説の対象が中学くらいなのに、いいおばさんが何言ってるんだって感じですね。(笑)

(byふらっと)

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2018年1月 5日 (金)

今年は何回行けるでしょうか?

昨年は小さいものも含めるとおよそ17回展覧会に行ってました。近年希に見る回数かと。(笑) 今年は何回行けるでしょうか?(^v^)

まずは2018年の美術展ガイドブックを購入。
芸術新潮12月号、日経、ぴあ等、何冊か出ています。特集の内容が違うので中を見てお好みをチョイスするのがよろしいかと。特集記事的には、ぴあが良さそうだったのですが、『仁和寺と御室派のみほとけ』といった仏像関係がまったく載っていなかったのでパス。ブリューゲルに興味がある人にはお薦めかも。Bookざっとチェックしたところ、12カ所ほど候補があがりました。
「絶対行きたい!(≧∇≦)」と言うより「見たいと言えば見たいけど、微妙な感じぃ~。f(^^;」というのが多いです。(笑)

ガイドブックを探した時に気になって“ついで”に買ったのが今月号の芸術新潮です。特集の『世にも奇妙な贋作事件簿』がとても気になりまして。f(^^;
絵画で真筆かどうか不明の作品は沢山あります。しかし、“贋作”というとドラマの中のお話みたいな気がします。(^^;
これは過去から現代まで、贋作に関する記事がぎっしりで読み応えありそうです。o(*^▽^*)o ちょっと面白い雑誌を見つけて得した気分。早く読みたいっす。( ´艸`)

(byふらっと)

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2017年12月23日 (土)

図像学への挑戦

西洋絵画に登場するモチーフの意味や寓意をもっと理解できたらと考えていましたが、難しくてなかなか知識は増えません。もっと分かりやすい本とかないかなぁ~と探していました。
その中で以前から気になっていた本ですが、難しそうだし高いしで購入を見送っていました。でも、とうとう買ってしまった。orz
エミール・マールの『中世末期の図像学<上>』とエルヴィン・パノフスキーの『イコノロジー研究<上>』です。Iconologyただでさえ難易度は半端ないのに、翻訳の文章が古くさいので意味がわかんない。o(;△;)o これを読み切るのは正直無理かも。(^^;
まぁ~読む前から泣き言ばかりは良くないので、少しずつ何度も読み返すつもりで頑張りましょう。\(^o^)/
この2冊が何とか出来たら、それぞれの下巻にも手を出したいと思います。スゴイ未来の話かもだけど。(笑)

(byふらっと)

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2017年12月14日 (木)

小説「秒速5センチメートル」

あまりの悲しい結末に、一度観たっきり封印状態になってしまった「秒速5センチメートル」。一度しか観ていないのに(一度しか観られないからこそ)、新海作品の中でも最も深く印象に残っている作品でもあります。
※これ以降の内容には多少のネタバレを含みます。とはいっても、10年も前の作品だから良いですよね。

Cimg4917

先日の新海誠展で、新海監督自らが書いた小説版の存在を知りました。「アニメ版があまりに悲しい終わり方だという声が多かったため、主人公が救われるような書き方をした」との説明もあったので、さっそく読んでみました。

ストーリーの大筋はまったく変わりありません。「君の名は。」のような奇跡的な再会に改編されているなんてことはなく、貴樹くんは相変わらずの寂しい人生を送っています。
が、ラストの踏切のシーンの前に、あの雪の日にお互いが書いた手紙の内容が添えられているんです。そして、過去を引きずるだけに見えた貴樹くんが、未来に向かって一歩を踏み出す心境が明示されています。それによって、あの踏切のシーンの見え方が180度変わってきます。

新海監督が「このお話はバッドエンドのつもりじゃない」と言っていた意味がやっと理解できました。あのすれ違いは貴樹くんが過去を吹っ切るために必要なもので、今さらあそこで再会しようがしまいがどちらでも構わないんですね。
そうはいっても切ないストーリーであることは変わりませんし、観たらやっぱり寂しい気持ちになると思います。でも、もうちょっと気持ちを整理できたら、10年ぶりに封印を解いてみようかな...と思えてきました。

(byぶらっと)

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2017年10月18日 (水)

「山女日記」読了

山ガールのオムニバス形式の短編集です。
てっきり「著者の趣味が登山で、自分が登った山やそこでの経験の一人称エッセイ集」と思ってました。「著者の趣味が登山」までは合っていましたが、短編ごとの主人公が入れ替わりながら、前の主人公とも絡むストーリーだったのは意外でした。他人同士なのに展開は面白かったです。

それぞれが人生の岐路に立っていたり、人間関係に悩みを抱えていたり。登山を通して自らを振り返ることで解決への道を見いだしていく。
読んでいると、登山って人生に大きな影響があるのだなと感じ、とても興味をそそられます。登山をする人の気持ちも少し理解できました。

だからといって、あんなに疲れるし大変なことをしたいとは思いませんが。(爆)

(byぶらっと)

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2017年10月 6日 (金)

復活!おそ松さん

一世を風靡したアニメ『おそ松さん』。10月から第2期がスタートしました。それに合わせて『おそ松さん特集』の雑誌が続々です。Osomatu『ダ・ヴィンチ』は欲しかったけど、『TVBros』は別に・・・。f(^^;
なぜ買ったのだ、旦那さまよ。(笑) そりゃ~買うなら桜井くん(おそ松役)の北海道版とは言ったけど・・・。東京で北海道テレビとか青森テレビの番組表はいらんよぉ。(^^;

『TVBros』は6人それぞれとシリーズ構成・脚本の松原氏のインタビューがメイン。『おそ松さんピンナップ』という付録もありますが。
声優さん達の「(2期に)過度な期待はせずに!」と言うのがよくわかります。期待をすると予想の範囲でしか受け止められなくて、結果笑えなくなるもの。無防備でアニメ楽しみたいです。(笑)

『ダ・ヴィンチ』は3人ずつ、2組の対談がメインです。こっちの方がずっと面白い。この対談を読んでいると1期をもう一度観たくなります。(^^;
“ダ・ヴィンチ=本とコミックの情報マガジン”と言うだけあって、声優さんが各キャラに読ませたい本も選んでいるのですが、中村氏(カラ松役)が“サンタフェ”持ってきてて笑った。(ノ∀`)・゚・。 懐かしさもありますが、「それかよ!Σ(`0´*)」って。
『おそ松さん』特集以外も面白のでオススメです。(^-^) しかし・・・情報誌の表紙を声優さんが飾るようになったのですね。感慨深い。(笑)

(byふらっと)

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