「一七七文字の殺人」読了
入院した病棟のロビーに、自由に読める漫画や文庫本が大量に置いてありました。
その中の1冊「一七七文字の殺人」(深谷 忠記 著/祥伝社ノン・ポシェット)を読みました。
暗号を使ったミステリーなのですが、物語の始まりは府中の競馬場近くの病院。殺人事件の舞台が多磨霊園で、主人公の刑事は病院から大國魂神社を通って府中駅に向かうという細かい描写が。被害者の自宅は神代植物園のそばとか、天文台通りを通って三鷹駅へとか、地元の描写がたくさん。
舞台が目に浮かぶので読みやすかったです。
なにせ4時間半も待たされたので、一気読みには十分な時間がありました。
発行が1995年なので、通信手段がポケベルだったりする古さはあります。今では携帯電話や監視カメラなどの普及で、このままでは成立しない部分もあります。それでも犯人のミスリードや動機の解明など、本格ミステリとして読み応えがありました。
暗号を使ったミステリで、本格的な暗号を解読する手順の説明も記載されています。よくできた暗号でしたが、限られた時間で読破するには付き合いきれませんでした。
思わぬところで面白い本に出会えたのは、入院の収穫でした。
(byぶらっと)















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