文化・芸術

2025年1月 5日 (日)

2025年 行きたい美術展

『日経おとなのOFF 2025年美術展』をチェックして、注目の展覧会をピックアップしました。
雑誌の表紙がゴッホの“夜のカフェテラス”だし、今年はゴッホ展があるから期待!とか思ってたら、東京での開催は2026年らしい。orz 新年早々来年の話かよ・・・。(笑)
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まぁ~そんなこんなでリスト作成です。

01.モネ 睡蓮のとき 国立西洋美術館
02.平安文学、いとをかし 静嘉堂@丸の内
03.ひとを描く アーティゾン美術館
04.旧嵯峨御所 大覚寺 東京国立博物館
05.歌舞伎を描く-秘蔵の浮世絵初公開! 静嘉堂文庫美術館
06.古代エジプト 森アーツセンターギャラリー
07.藤田嗣治 7つの情熱 sompo美術館
08.中世の華・黄金テンペラ画 - 石原靖夫の復元模写 目黒区美術館
09.ラムセス大王展 ラムセス・ミュージアム
10.異端の奇才-ビアズリー 三菱一号館美術館
11.硲伊之助 アーティゾン美術館
12.エド・イン・ブラック 黒から見る江戸絵画 板橋区立美術館
13.西洋絵画、どこから見るか 国立西洋美術館
14.司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵 府中市美術館
15.時代を映す錦絵-浮世絵師が描いた幕末・明治 国立歴史民俗博物館
16.相国寺展 東京藝大美術館
17.国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図 根津美術館
18.オディロン・ルドン-光の夢、影の輝き パナソニック汐留美術館
19.蔦谷重三郎コンテンツビジネスの風雲児 東京国立博物館
20.上村松園と麗しき女性たち 山種美術館
21.ルノワール×セザンヌ 三菱一号館美術館
22.スウェーデン国立美術館素描コレクション展 国立西洋美術館
23.藤田嗣治 絵画と写真 東京ステーションギャラリー
24.江戸☆大奥 東京国立博物館
25.ゴッホ展 東京都美術館
26.運慶 祈りの空間-興福寺北円堂 東京国立博物館
27.絵金 幕末土佐の天才絵師 サントリー美術館
28.モーリス・ユトリロ展 sompo美術館
29.円山応挙 三井記念美術館
30.永青文庫 近代日本画の粋 永青文庫
31.オルセー美術館所蔵 印象派 国立西洋美術館
32.伊勢物語 根津美術館

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気になるものは片っ端からリストしました。それでも京都や奈良など「行けるはずない。orz」というものは落としています。

一番の期待は『オルセー美術館所蔵 印象派展』ですね。それも今年の後半ですが。f(^^; 来るものすべて楽しみですが、“バジールのアトリエ”が見られるのが嬉しい。
他にあまり期待していなかった『素描コレクション展』が、雑誌を読んでたら楽しみになってきました。
エジプト展や相国寺展、大河関連で蔦谷重三郎展などもあって、今年も盛りだくさんのようです。(^v^)

(byふらっと)

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2024年12月30日 (月)

総括 2024年美術展

ぎりぎりになりましたが、今年の美術展総括をしたいと思います。
年の初めにリストを作った時に「今年はあまり行けそうにないな~」と思っていました。上半期で見れば、本当に行ってません。(><)
しかし、後半かなり頑張ってます。(^^; 涼しくなって外出しやすくなったり、予定外に遠出して美術館巡りが出来たからでしょう。

今年特によかった展覧会を旦那さまと挙げてみました。
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1.大吉原展
2.文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰展
3.英一蝶展
4.田中一村展
5.吉田初三郎の世界展
の5つを選びました。どれも予想以上に良くて、感激というか大興奮だったかも。(笑)
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『大吉原展』は、展示内容の量と質に驚かされました。『文明の十字路~』は、展示内容だけではなく、歴史的な興味が沸きました。
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『英一蝶展』は、大回顧展と言っていいと思う内容で、すっかり一蝶ファンになりました。『田中一村展』と『吉田初三郎の世界展』は、どちらも待ち望んでいた回顧展だったので、大満足です。
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この他に...
6.物、ものを呼ぶ展
7.ヤマザキ・マザック美術館
を入れたいです。
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『物、ものを呼ぶ展』は、数は多くありませんでしたが、出光美術館の一級品の数々を楽しめました。この展覧会で一蝶ファンの第1歩を踏み出しましたね。(^^;
『ヤマザキ・マザック美術館』は、18世紀から20世紀のフランス絵画を鑑賞できる美術館でした。国内でこれだけの作品をじっくり鑑賞できるとは、なんて贅沢なんだろうと震えました。機会があればまた行きたい美術館です。

最終的に集計したところ、私が26・旦那さまが18の展覧会に行っていました。来年も美術館賞を楽しみたいです。

(byふらっと)

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2024年12月20日 (金)

石膏デッサンの100年 読了

お気に入りのyoutube『山田五郎 オトナの教養講座』で【美術室にいる石膏像って誰?】という回がありました。まさしく自分も似たようなことを考えました。
中学の頃、美術の授業で石膏デッサンがあって、ヴィーナスとアグリッパが並んでいました。自分の席からはアグリッパが対象でしたが「誰だよアグリッパって?ヴィーナスの方がいいよ!」と無理やり遠いヴィーナスを描き、先生に嫌な顔をされた覚えがあります。知りもしないオッサンを描きたいと思わない乙女心ですよ。(笑)
その頃から石膏像ってどういう基準で選ばれるんだろうとは思ってました。そんな子供の頃の疑問に答えてくれる本に出会えた感じです。
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買おうと思ったのですが、美大を目指す学生でもないので深い部分までは読み切れないかなぁ~と図書館で借りてきました。
横書きが読みにくいとか論文みたいで文章が固くすぐに眠くなるとか・・・読み始めて20ページくらいまでは苦行でしたね。(^^;
その後、パジャントという石膏像の正体を突き止め、ヨーロッパで石膏像が多く作られ世界に布教されて行く辺りは、面白くてあっという間でした。
明治に日本に入って来るところは、ヨーロッパの流れを踏襲していましたが、一旦はそこで途切れます。
再度石膏像ブーム(?)が来るのは、黒田清輝の時代です。
そこから美術教育の中で石膏像をめぐって繰り広げられる教育論は、興味深いものでした。美大受験者にしたら笑えないでしょうけど。
石膏像が教育論争に発展するところは、難しいというか門外漢過ぎて読むので精一杯でしたけどね。(^^;
ただ、日本は石膏像が世界的にも珍しいくらい身近なもの(石膏ガチャや石膏ボーイズを生み出す日本ならではの感性)になっているのは、ある意味素晴らしい気がします。
石膏像に懐かしさを感じる方は是非Youtubeを見てください。本を読むのはそこそこ体力がいりますから。(笑)
今回は借りちゃったけど、文庫になったら買ってもいいかもと思えるくらいには面白いです。(^^;

(byふらっと)

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2024年12月13日 (金)

雑誌:2025年美術展

本日発売の『日経おとなのOFF 2025年美術展』を買って来ました。見慣れちゃったので、5年連続おなじ雑誌です。(^o^)
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付録、特にカレンダーは、ありがたく使っています。
雑誌はまだ読んでいませんが、来年は西洋画でいいのがバンバン来日するようです。オルセーとか楽しみすぎ~。(>▽<) ゴッホも行くぞ!
他に興味を引くものが関西圏に多くあり、東京に来ないみたいで悲しいです。(^^; それといつもの『山田五郎×山下裕二』のコーナーが、他の方に変わっていました。タイミング的に山田五郎氏の病気に関係があったのか・・・と邪推しますが仕方なし。orz
後日、ゆっくりチェックして来年の鑑賞リストを作りたいと思います。
そして今年の結果集計もしましょう。あぁ、なんだかんだで今年もあと少しですね。(^^;

(byふらっと)

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2024年12月 9日 (月)

トヨタ博物館~ふらっと編~

名古屋に行ってからもう2週間以上になりますが、未だに旦那さまはトヨタ博物館の記事を書いてくれないのですよ。そりゃ~ものすごい枚数の写真を撮っているので選べないでしょうよ。
気が付いたらクリスマスどころか新年を迎えてしまいそうなので、まずは車を全く分かっていない私から行きましょう。(^o^)v
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1Fは車の誕生からスタートって感じです。19世紀の自転車みたいに細いタイヤの車からギャングが乗っていそうな黒塗りの車などがありました。もう映画の世界です。そんな中、わたし的にはモダンなポスターに惹かれました。(笑)
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2Fから現代の車です。私も沢山写真を撮ったけど、ここではデザインに惹かれたものをピックアップ。
トヨタ2000GTは好きです。(^v^)
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オープンカーもカッコイイから好き。ライトは丸目が好きだけど、テールは丸も角もいいと思う。ベンツ190Eの段々してるテールは好き。
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クーペタイプも好きです。屋根からテールに流れるラインが綺麗だと思う。
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ポルシェ911クーペもカッコイイよね。乗りたいとは思わないけど、見るのは好きです。
ぴかぴか綺麗な車がゆったり展示してあるので、ぐるぐる回って見てきました。このフロアだけでかなり時間が必要だというのに、隣に文化資料室というのもあって、そこも見どころが満載でした。
閉館の時間になってほとんど見られなかったのは残念です。機会があったらゆっくり見学したい博物館でした。

(byふらっと)

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2024年12月 2日 (月)

福田平八郎×琳派展

山種美術館で開催中の『福田平八郎×琳派展』に行ってきました。ちょっと気になって「どうしようかなぁ」と迷っていたのですが、友達も同じような感じだったので一緒に行くことに。(^^;
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福田平八郎の絵は、昭和期のポップな感じのはいくつか見たことがあります。以前行った『和紙がおりなす日本の美展』で、和紙のデザインをしていたとも記憶しています。
初期の絵を見るのは初めてだったので写実的なボタンの絵もとても素敵で楽しかったです。水墨画が“秋茄子”は結構お気に入りです。
平八郎に影響を与えた古典(琳派)ということで、俵屋宗達や酒井抱一、鈴木其一の展示が続きます。こちらも素晴らしい作品の連続で見ごたえがありました。
山種美術館はちょっと遠いというか、行くのが面倒な場所ですが、行って正解の展覧会でした。

(byふらっと)

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2024年11月28日 (木)

切支丹遺跡博物館

名古屋最終日、帰る前に寄ったのが栄国寺です。
帰る前にちょっと観光する場所はないかと探して見つけたのが切支丹遺跡博物館です。キリシタンに関するものは、時代的に関東より関西方面に多いようです。残っている遺跡に興味があったので行ってみました。
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踏み絵やマリア観音、隠し持っていたキリスト像、航海に使う羅針盤や古鏡など、「よく残っていたなぁ」と思うものが多数ありました。それはこのお寺の来歴からなんとなく理解できます。
17世紀、この地でキリシタン200名が処刑され、その冥福を祈るために建立されたのが栄国寺のはじまりだそうです。
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処刑現場にはキリシタン地蔵が建てられ、今も残っています。
博物館が出来たのは昭和に入ってからのことです。2017年にはキリスト教名古屋教区の司教と住職が共に処刑されたキリシタンのためにミサを行ったりもしたそうです。
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歴史的に大変な場所でした。お寺に隣接した幼稚園の園児たちの明るい声が、なんとも重い空気を癒してくれました。
遠藤周作の“男の一生”という小説に栄国寺が登場するそうです。今度その本も読んでみたいと思います。

(byふらっと)

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2024年11月25日 (月)

名古屋市美術館

ヤマザキ・マザック美術館を出た後、ホテルに戻るには早かったので、少し回り道をして名古屋市美術館に行ってきました。
企画展は民芸だったので、それはパスしてコレクション展を見ました。数が少ないのと不勉強もあって好みではないところが多かったので、さらりと鑑賞してきました。
エコールド・パリを謳うには内容がショボ...少ないし、メキシコ・ルネサンスは未知です。(^^; そういう分野があることは勉強になりましたが。
伏見駅から歩いて10分弱。白川公園内にありました。
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ラストに棟方志功の襖絵があったのは、ちょっと嬉しかったです。
こちらは写真撮影もダメだし、数も少ないしでコレクション展は企画展のオマケかも。
美術館内の喫茶店で一服。名古屋ってどこもコーヒーが美味しい気が...
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こちらの推しはミュージアムショップだと思います。
ヒエロニムス・ボスの『楽園の園』に描かれている奇妙なキャラクターを立体にしたフィギュアが売っています。お土産に買ってしまおうかと思いました。f(^^; モディリアーニもあったと思う。それも良かった。
こんなにショップが魅力的なところは、初めてかも。買わなかったことを帰ってきてから少し後悔しています。(^^;

(byふらっと)

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2024年11月23日 (土)

ヤマザキ・マザック美術館

美術館ネタが続きます。(^^;
愛知県美術館を出た後は、ヤマザキ・マザック美術館に行ってきました。今回、一番期待の美術館です。
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展示はピエール・ボナール<薔薇色のローブを着た女>からスタートします。絵画蒐集のきっかけとなった最初の購入作品だそうです。
不思議と引き付けられる魅力のある作品です。
左:ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン<兎と獲物袋お火薬入れ>
右:テオドール・ジェリコー<突撃する近衛猟騎兵の士官>
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鑑賞の最初から度肝を抜かれます。ヴァトー、ブーシェ、シャルダン、ルブランと言ったロココを代表する画家から始まり、アングル、ジェリコー、ドラクロワと新古典vsロマンと続きます。
左:ヴィジェ=ルブラン<エカチェリーナ・フェオドロヴナ・ドルゴロウキー皇女> 右:ジャン=バティスト・グルーズ<少女の頭部像>
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フランス絵画史を網羅するような作品群です。そしてどれもが小品ではありますが、素晴らしい作品でした。いや~よく手に入ったなぁ~と感心しきり。f(^^;
左:カミーユ・ピサロ<ルーアンの波止場・夕陽>
右:アルフレッド・シスレー<サン=マメのロワン運河>
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ピサロ、モネ、シスレーそれぞれが水辺を描く3枚が並んで展示されていると、同じように感じられる印象派も個性があるなと感じました。
印象派からナビ、エコールド・パリと続いて行くと、ホントに絵画の時間旅行をしているようです。
左:エドゥアール・ヴュイヤール<アネモネ>
右:モイーズ・キスリング<ミモザとヒヤシンス>
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こちらの美術館の凄いところは、音声ガイドを無料で借りることが出来て、一部を除き写真撮影可能なことです。(^▽^)
絵画で40点程あるので、全部聞くとなかなかの時間になります。
その後は家具やガラス工芸品に続きます。それも凄い数の展示なので、軽く2時間はかかりました。(^^;
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フランス絵画好きにはお薦めの美術館でした。今回は時間も厳しかったので、家具とガラス工芸はかなり端折って見ました。機会があれば、また来たい美術館です。

(byふらっと)

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2024年11月22日 (金)

愛知県美術館

貨幣・浮世絵ミュージアムで別れた後は、そのまま歩いて愛知県美術館に行きました。5年前に明治村に行くために乗ったバスターミナル(オアシス21内)の隣にあるビルでした。
愛知県美術館では“相国寺展”が開催中でしたが、来年東京に来るので鑑賞はその時にして、今回はコレクション展を楽しみました。
左:グスタフ・クリムト<人生は戦いなり(黄金の騎士)>
右:マックス・エルンスト<ポーランドの騎士>

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ほぼすべてが写真撮影OKです。ピカソもOKとは驚きです。
最近購入したというクリムトの(黄金の騎士)が見られてのは眼福でした。絵葉書が欲しかったですが、色が良くなかったので買いませんでした。美術館なんだから色にこだわろうよ。orz
左:アンリ・マティス<待つ> 右:モディリアーニ<カリアティード>
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今まで企画展で見たことがある作品もちらほらありました。また見ることが出来て嬉しかった。(^v^) 愛知県美術館もいい作品をたくさん持っているようで、お近くの方が羨ましい。
コロナ以降、国内の美術館が持ち寄った企画展が、結構いいテーマだったりします。海外作品ばかりじゃない、国内で協力した面白い企画展をこれからも期待したいです。
伊藤若冲:若竹雄鶏/梅花雌鶏図
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最後は、名古屋の実業家、木村定三氏が寄贈した3000以上の作品から伊藤若冲・与謝蕪村・浦上玉堂の作品展示がありました。
与謝蕪村<富嶽列松図>と浦上玉堂<山紅於染図>は、重要文化財じゃないっすかぁ!~と驚いたりしました。(^^;
黄金の騎士のクリアファイル。中に金の紙が入っているのがいい。
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展示数は多くありませんが、充実の展示でした。東京にも展示に来てくれる日を待っています。

(byふらっと)

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