2008年8月16日 (土)

『フェルメール展』(2)

三十数点しか現存しないと言われるフェルメール絵画。そのうちの7点が集まっているのですから、コレは見ないと損!(笑)彼の絵はどれも“なぜ?”と疑問を抱きつつ惹きつけられて止まない不思議な絵です。

『マルタとマリアの家のキリスト』
Vermeer_4 Vermeer_5
唯一の宗教画です。有名な『真珠の耳飾の少女』や『牛乳を注ぐ女』とは色彩もタッチも随分違っています。わたし的にはイタリア絵画っぽい印象を受けました。マルタの頭から右腕に注ぐ光の感じやマリアの服はスケドーニを思わせるし。しかしマルタのもの言いたげな表情などには“らしさ”も感じます。

『ディアナとニンフたち』
こちらは唯一の神話画です。裸婦で描かれることの多い神話画ですが、これはきっちり衣服を着ているのが珍しい。半裸なのは一人背を向けてる女性の背中だけですよ。この絵では神話のどの場面なのか特定できないのだそうです。なにを想ってこの瞬間を描いたのか?いろいろ想像したいところですが、女神をはじめニンフたちの顔もはっきり見えない。みんな楽しくなさそうだなぁ・・・と思うのは私だけ?(笑)

『小路』
Vermeer_6 フェルメールの風景画はこれと『デルフトの眺望』の2点だけ。あまり風景画に興味のない私が、この絵にはどうしてか魅せられてしまう・・・不思議。どこの家を描いたのか?いくつかの説があるそうですが、私としてはそれは大して意味がない。精々“聖地”がひとつ増えるかどうかくらい。(^^; 精密に描かれていながら穏やかで優しさを与える絵だと思います。

『ワイングラスを持つ娘』
Vermeer_7 いやらしそうな男とこちらに視線を送る品のない笑いをする女。絵としては好きじゃないんだけど、後ろで肘をついている男性が気になって仕方ない。(笑)光の表現が巧みで布や陶器やレモンの質感が素晴らしいと思うんですけど、その割りに左手の描き方が???。「そこどうしちゃったの?」と疑問に思う箇所があるのもフェルメールらしさですか。ちなみに絵は全体的に薄いグレーの霧に覆われてるような感じで、チラシや図録にあるようなはっきりした絵ではないですね。ステンドグラス(節度を擬人化した寓意)のデザインもよく見て取れません。それゆえ本物を見て感じる印象はかなり違うので是非ナマで見て欲しいところです。

『リュートを調弦する女』
Vermeer_8 一連の動作がふと途切れた瞬間を切り取ったような感じ。その情景を想像する楽しさが・・・出てこないのはこの女性の表情の所為?不美人とは言いませんが、なんでそんなにデコが広くて眉毛が無くて目がギョロッとしているの?可愛くねー。せめて眉毛を・・・。orz フェルメールは女性を多く描いているけど、実は美人と言える人は少ない。つまりそういう目で見ちゃいけない、主題は別にあるってことなんでしょうが、せめてもう少し感情移入しやすいところに落着いても良かったのでは。(^^;

『ヴァージナルの前に座る若い女』
2004年に真作とされた小品。その鑑定や同時期の作品(『レースを編む女)』との比較に関心が向きますが、小粒ながら優しい光と穏やかさを感じる絵です。真作と認められましたが、黄色のストールのあたりは別の画家の加筆とも考えられています。展覧会では小粒な所為かこの絵の前は比較的空いていましたね。ラストに飾られちゃったからかな。

『手紙を書く婦人と召使い』
Vermeer_9 予定していた『絵画芸術』が作品保護の為展示できなくなったので、急遽特別出展となったんでしょうか。『絵画芸術』はウィーンで見ているので私としてはラッキーでしたが。完成度が高く見応えのある作品です。光や空気感の表現も見事ですが、少し下からの視点で描かれていて人物の存在感や表情をよく見る事が出来ます。この落着いた絵をみちゃうとさっきの『リュート~』が無性に見たくなる。あばたもエクボってヤツか。(笑)

(byふらっと)

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2008年8月15日 (金)

『フェルメール展』(1)

Vermeer_1 東京都美術館で開催中の『フェルメール展-光の天才画家とデルフトの巨匠たち』に行って来ました。朝一だったのが良かったのか、結構ゆっくり見れました。会場を出る時は20分待ちの行列が出来ていたけど。(^^;
さて、今回の展覧会はとても構成が良かったように思います。最初にフェルメールと同時期の画家の作品でデルフトの風景画や教会の内部(建築パース)画があります。同じ題材でも画家によって異なる描き方をしているのを比較しながら見るというのも珍しく興味深いです。そして1654年10月12日に起きた火薬庫爆発事故を題材にしたフォスマールの『壊れた壁のあるオランダの町の眺望』では当時の事故記録的な要素があります。(デル・プールの『デルフトの爆発』は作品保護の為出品不可になっていますが、図録には載ってます)そのすぐ後にこの爆発で亡くなり、作品の殆ども焼失してしまったカレル・ファブリティウスの貴重な絵が展示されています。
Vermeer_2 Vermeer_3
カレル・ファブリティウス作 左:自画像 右:歩哨
なんだか急に事故の現実味と画家のリアリティを感じたり。この方はレンブラントの弟子で絵的に好きなタイプです。うぅ事故が無ければ・・・。そして次にピーテル・デ・ホーホの絵が続きます。整然とした室内と暖かな陽光の効果、当時の衣服や家具など見ているとホッとします。『窓辺で手紙を読む女』や『女主人への支払い』などは似たような主題で何人もの画家が描いているので、この辺も比較してみると面白いですね。デ・ホーホも『女主人~』は2作品が展示されていました。わたしとしては夕景を思わせる少しオレンジがかった柔らかい光の絵の方が好きです。
さて、やっとフェルメールに辿りついた・・・けど、それは次回。

(byふらっと)

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2008年5月30日 (金)

『国宝 薬師寺展』

Yakusiji_1 東京国立博物館で6/8(日)まで開催されている『国宝 薬師寺展』に行ってきました。夕方6時以降に入ったのに、すっごく混んでました。orz 目玉はやっぱり日光・月光菩薩ですね。両菩薩を間近で360度ぐる~っと見る事が出来る機会なんて滅多にありませんし。実際これはかなり感動モノでした。バランスの良い肉付きと片足に重心を置いて少し身体を曲げた姿勢(三曲法)が優美です。特に通常光背で見えない広背筋から腰のくびれの表現の美しさには驚かされました。ホントいい仕事してます。(笑)この2体の他に聖観音菩薩立像というのもあります。こちらもオススメです。日光・月光菩薩の半分ちょっと大きさで直立の立像です。薄い衣や装飾品の表現が秀逸です。わたし的にはその表情にも魅了されました。
Yakusiji_2 展示物の数もあってなかなか見所が多くていいんですけど、とにかく人が多くてじっくり見る事が出来ないのが残念。そして最後の吉祥天像(絵画)なんてその小さい絵を見るために群がった人が押し合いへし合いで逆扇形になってました。そのうち後ろから押されて絵に頭突きを食らわすんじゃないかって感じですよ。あれは展示サイドのミスだと思いますね。もう少し展示方法を考えるべきだと。

(byふらっと)

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2008年5月 9日 (金)

日本イラストレーター協会展

先日のワールドホビーフェスティバルで友人から紹介してもらった“Rose Ridge”さんを訪ねて、市ヶ谷で開催されている「第4回日本イラストレーター協会展」に行ってきました。
Jia
様々な技法で描かれた色々なタイプの絵をゆっくりと堪能し、人気投票までしてきちゃいました。特に気に入った作家さんのチラシをいただいてきましたので、ちらっと紹介です。お気に入りの作家さんの個展を観に行くのと違って、意外な出会いがあるのも楽しいですね。もちろん、こんなチラシで見るより本物はずっと良いです。展覧会は日曜休館で来週の金曜まで。入場無料ですので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

(byぶらっと)

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2008年3月25日 (火)

『ウルビーノのヴィーナス展』

愛と美の女神ヴィーナスは神話の中でも超有名な女神さま。そのヴィーナスを主題とする作品を集めたのが、今回の展覧会です。面白い企画だな~ってことで、国立西洋美術館に観に行ってきました。
Urbino
古代ローマの女神ヴィーナス(ヴィーナスは英語名。ラテン語名はウェヌス)の前身はギリシャ神話のアフロディテ、そのアフロディテの前身は(諸説あるようですが)オリエントの女神イシュタルと言われています。この時代の絵や像は崇拝する神として表されているんでしょうね。しかしキリスト教の時代では異教の神なので、廃れたようです。そして15世紀以降、神話画(歴史画)として復活し愛や美といった哲学的な表現のモチーフや、今回の目玉ティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』のような官能的な裸婦として描かれます。庶民にも浸透し結婚祝いに長持の装飾や寝室に飾る絵として贈られたそうです。愛に溢れ子宝に恵まれるように・・・とか。いや~直球ど真ん中の贈り物だな。(笑)作品が溢れるようになると、クオリティーという意味ではちょっと。(^^; 展覧会の内容も十分な展示数でしたが、見応えのあるものは限られました。ちなみにわたし的には神話画が好きなので、その辺もう少し数・内容ともに充実していたらと思います。『パリスの審判』とか『ヴィーナスとアドニス』とかね。まぁ出展カタログを買うほどには思えなかったので、絵葉書を少しだけ買ってきました。あーやっぱり絵を観るのは楽しいな。(^-^)

(byふらっと)

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2008年3月 7日 (金)

『ロートレック展』

ワンフェスから引き続き宿題製作で灰のように燃え尽きていました。(笑)はたと気が付くとサントリー美術館の『ロートレック展』が3/9までだったので、慌てて行ってきました。(毎度のパターン)
Lautrec
19世紀パリ、美しき時代と呼ばれた華やかで活気のある時代ですが、強烈な日差しはその明るさとは逆に深い闇も生み出すもので、その明暗を表現したのがロートレックだったのではないかと思います。そう思うのはロートレックの生い立ちの所為とも思うのですが、彼の描く人たちを見ていると切なくなったり排他的になったり複雑な感情がわき起こります。そしてその瞳はモデルの内面の現れなのか、それともロートレックの眼差しなのか分からなくなります。好きな絵とは違う、どうにも気持ちの片隅から離れない・・・それがロートレックなのです。
この展覧会ではポスターや挿し絵を殆ど網羅し、さらに油彩画や素描も展示されかなりの内容になっています。見応え十分!今更ですが、オススメの展覧会です。私としてはやはりポスターに見られる大胆な構図と色彩、線の色や太さなどが見所ですね。会場でも解説がありますが、浮世絵の影響を感じさせるものもあります。それとどのモデルを見ても不美人で本人は不本意なのではと思ってましたが、実際下絵に不満で制作を断ったものもありました。なんだか笑えたな。う~ん、いろいろ発見のある展覧会でした。

(byふらっと)

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2007年12月11日 (火)

「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展

国立新美術館の「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展に行ってきました。\(≧▽≦)/ 前売りを買って「さー行くぞ!」と意気込んでいたわりにラスト1週間前ってところが自分らしい。(笑)
オランダの風景画や風俗画って好きなんですけど、「難しいなぁ~」と毎回思います。宗教画や歴史画とは違う知識がないと“好きor嫌い”以外の楽しみ方が出来ない絵だと思うわけです。例えば画中に牡蠣(=精力の元)があると男女関係を暗示とかネコにスプーンでミルクを与える子供(=愚かな行為)とか。こんなの誰か教えてくれないと分からないって。(^^; そういう難解さはあるものの、やっぱりオランダ風俗画には惹きつけられるんですよね。
Vermeer今回の展覧会ですが、大満足というには油彩画40点は寂しい。絵が小振りなんで、尚更そう思うのかも。まぁヤン・ステーン、ハブリエル・メツー、ヘラルト・テル・ボルフ、フェルメールなどを鑑賞できたのですから大感激なんですけど。欲を言えばライスダールやピーテル・デ・ホーホも入れて、70点くらいの展示を...。(ホントに欲張りだ。笑) 超目玉の「牛乳を注ぐ女」ですが、本当に素晴らしかったです。鮮やかに目から入って心に染み入るようで「本物を見てよかったぁ~」と心から思いました。(T-T)
さて一緒に行ったお友達の情報によると来年フェルメールの絵を5点くらい一挙に公開する展覧会があるらしいのです。早速調べてみたらありましたよ!上野の東京都美術館で8月からフェルメール展(仮)が予定されているそうです。そして資料には「絵画芸術」「ディアナとニンフたち」「小路」「ワイングラスを持つ娘」「リュートを調弦する女」「マルタとマリアの家のキリスト」といった名画が並んでいます。本当にこの6点が来るのか?今からとても楽しみです。混んでも絶対観に行くぞ!

(byふらっと)

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2007年12月 1日 (土)

疑問あれこれ ミュージカル「ライオンキング」

Lionking_2 社員旅行ということで、不本意ながら劇団四季の「ライオンキング」を見てきました。ミュージカルは映画・舞台とも好きですし、劇団四季の舞台も過去に「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」「クレイジー・フォー・ユー」を観て、それぞれものすごく感激しました。しかし、今回だけは「...?」な感想です。

そもそも何故「不本意」かといえば、言わずと知れた「ジャングル大帝」をマネたという疑惑です。私は中学生の頃、まだディズニーの長編アニメが「東映まんが祭り」の6本立てで戦隊ものや魔女っ子ものと同時上映されていたころから、ガキんちょに混じって独りで映画館に通うくらいのディズニー好きでした。しかし「ライオンキング」以降、他にも盗作疑惑が出たり、古い作品の「続編」が増えたり、ヒットするのはピクサー社が製作するCG作品ばかりと、すっかりまともなアニメーション作品が作れなくなったディズニーが大嫌いになってしまいました。世間では盗作騒ぎなんかすっかり忘れ、ミュージカルも10年目となるロングランを記録していますが、手塚治虫とウォルト・ディズニー(カンパニーじゃないですよ)の両者を大好きなアニメファンとしては、今の状況では絶対に認めたくない作品のひとつです。

で、ミュージカルとしてどうだったかというと...これもイマイチ。あんな着ぐるみまで使ってあのお話を劇団が演じる理由が理解できません。冬になるとテレビで「ディズニー・アイスショー」と称して熱帯魚やら宇宙人やらの着ぐるみでアイススケートをしているCMを見ますが、まさにあのくらいの違和感がありました。笑いの取り方もやはり「子供向け」って感じでしょうか。「初めてミュージカルを観た」というオジサン社員は素直に感動していましたが、私としては隣でやっていた「ウェスト・サイド・ストーリー」の方が観たかったです。まぁ、それでも10年もの間、ほぼ毎日満席に近い盛況でロングランしているのですから、純粋に「ライオンキング」のファンの方もいらっしゃるのでしょう。前述のオジサン社員のようにこれをきっかけにミュージカルに目覚める人もいるわけですから、それはそれで良いことかもしれません。

しかし、これからは「ライオンキング」は知っているけど「ジャングル大帝」は知らないという若い方も増えてくると思います。既にアメリカでは「ジャングル大帝はライオンキングのパクリ」などというとんでもない発言も出ているとか。古今東西「勝者が歴史を作る」といわれますが、まさに規模や影響力でウォルト・ディズニー・カンパニーの「ライオンキング」の方がオリジナルだという日が来るかもしれません。(--;)

(byぶらっと)

【2007/12/3追記】
「ライオンキング」の一番違和感を感じていた部分に思い至ったので追記です。
今日、旅行に参加しなかった同僚に感想を聞かれて話をするうちに気が付きました。主人公シンバの成長がまったく描かれていないんです。
叔父の陰謀とはいえ、元はと言えば自分の身勝手で父が死に、群れを離れて「お気楽」に暮らし、悪事が露見した叔父を成敗してめでたしめでたし。身勝手でお気楽なシンバが、どこで王としての自覚を得るのか、どのように成長するのかがすっ飛ばされています。これでは物語に感動することはできません。結局ディズニーがまともなアニメを作れなくなり、登場キャラクターだけパクったもののストーリーは単純な勧善懲悪以上のものを作りこめなかったということでしょう。
で、「シンバはいつ成長したの?」という私の疑問に、件の同僚が答えて曰く「血です。」\(^o^)/

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2007年10月29日 (月)

やっと開いた

昨日“レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を160億画素の高解像度でネットに公開”(注意:音が出ます)というニュースがありました。「すっげー見たいぃ~」って事で、早々検索してアクセス。・・・がやっぱり全然繋がりません。アクセスが集中してるのかと断念。そして「今日はどうだ!」とリトライすると開きました。(*^-゚)vイエ~イ!
Leonardo
最初に全体が表示され、見たいところをズームしていきます。表示に時間がかかる事もありますが、これっておもしろ~い!この絵の謎解きを疑似体験している感じ。ヾ(≧▽≦)ノ
ヒビが入り剥げ落ちてしまった壁面をアップで見るのは痛々しいですが、普通では見る事の出来ない精密さを楽しめます。サイトは日本語表示にも対応しているし、ダ・ヴィンチの概略や絵の細部の説明もあります。絵を所在なげに見るだけにならないので、絵画にイマイチ興味がないという人にもお薦めで~す。

(byふらっと)

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2007年10月25日 (木)

おじぃちゃん孝行した気になる本

Prado_1 いつか行くことが出来たら・・・と憧れを抱くプラド美術館。その日のためにという訳じゃないけど『プラド美術館の三時間』(筑摩書房)を買ってみました。
プラド美術館に展示収蔵されている作品の解説書かと思ったら、ちょっと違うようです。画家や作品の来歴や絵の解説は殆どありません。(^^; なんというか、著者の抽象的な感想というか熱に浮かされたような独り言を延々聞かされるような・・・そんな本です。最初は「こりゃ~失敗したか」と思いましたが、読んでいくうちに慣れてきたらあまり気にならなくなりました。「期待した方向と違ったな」と納得してしまえば、それなりに楽しく読めるものですね。「そうか、おじぃちゃんはそう思ったんだね、うんうん(^-^)」と、なんだか祖父孝行でもしたような感じ。(本の感想としてはどうだろう。笑)
Prado_2 “最高のムリーリョと最低のムリーリョ”の項では、(ムリーリョお約束の)『無原罪のお宿り』が最悪の輝かしき例としてあげられていました。(笑)確かに漫画チックだなと思わせるくらい可愛い絵ではありますが(それ故とっつき易い絵だと思う)、なんともバッサリでございます。こうなるとおじぃちゃん推薦の最高のムリーリョが見たくなります。プラド美術館を訪れる楽しみがまたひとつ増えました。(^▽^)

(byふらっと)

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2007年9月19日 (水)

ヴェネツィア絵画のきらめき

Venezia_1 渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで『ヴェネツィア絵画のきらめき』と題した16~18世紀のヴェネツィア派の絵画展がやってます。まったっくノーチェックだったので、ネットで見つけた勢いで観に行ってきました。
展示数は71点とそう多くありませんが、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ベッリーニ(工房)など、美味しいところを程よく揃えています。また個人所蔵が多いので、ここで見ないと次ぎ出会えるかどうか分かりません。チャンスを逃すな!(*^-゚)v
Venezia_2 展示は1:宗教・神話・寓意、2:統領のヴェネツィア(肖像)、3:都市の相貌(風俗・風景)に分かれ、見やすくまとまっています。まぁ、全体的に小粒な感は否めませんが、飽きずに見られてわたし的には良かったです。とはいえ、図録を買うほどには思えなかったので、気に入った作品のポストカードをGET!(写真の4枚です)これにティントレットの『奏楽天使』とピエトロ・ロンギの『リドット(賭博場)』が手に入れば満足だったのですが、それはカードになっていませんでした。orz 信じられなーい。ブーブー\(*`∧´)/ とか言いたい・・・今回のMy BEST 2&3だっただけに。(涙)

(byふらっと)

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2007年9月16日 (日)

ガッチャマン?

Inca 一昨日、国立科学博物館で開催されている「インカ マヤ アステカ展」に行ってきました。
金曜日だけは20:00までやっているという情報をもらったので、週末よりは空いてるだろうってことで会社帰りに上野まで。閉館ギリギリまでたっぷり2時間、堪能しました。平日の夕方と言えども結構な人出でしたが、週末だとどれだけ混むのでしょう? 多くのお年寄りも見かけ、日本人の生涯学習意欲に改めて関心しました。
遺跡好き、旅行好きの我々にとって、次に行きたい場所のNo.1~2がマヤ、インカの遺跡です。いつか現地へ行く日を夢見て、年代順に移り変わる文化や風習をじっくり学んできました。

そしてもうひとつ、造形を趣味とする者としての視点でも楽しんできましたよ。こういうプリミティブなデザインって好きなんですよね。ワンフェスでもオリジナルの彫像などを出品している方がいらっしゃいますが、こういうデザインセンスがあればフィギュアやチョロQより楽しそうです。
崇拝する対象を立体物として身近に置きたいという気持ちは昔も今も変わらないと感じます。そんなちょっと不謹慎な眼で見るのもまた楽し。(^^;) 小さな彫像なんかはマスコット、同じ造形で白と黒の2種があるのは初回限定版?...なんてね。
チラシの左下に写っている「鷲の戦士」なんて、まるでガッチャマンの「大鷲の健」。強さのイメージも共通か。人の想像力って時代を超えて通じるものがあるようです。

(byぶらっと)

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2007年6月20日 (水)

フェルメールの不思議

ヨハネス・フェルメールは17世紀オランダの画家です。ずっと『真珠の耳飾りの少女』(最初は『青いターバンの少女』って見たんだけど?)に惹かれていました。そんなある日「フェルメールの37作目発見」というニュースを見ました。「えー37作しかないの!こんなにステキな絵を描く画家なのに少ないねぇ」と少々の興味がムクムク~。そして月日は流れ、たまたま見つけたのがこの本『フェルメール全点踏破の旅』です。
Vermeer 「どんな作品がどこにあるのかが分かる」それだけで読み始めましたが、そんな浅いもんではありませんでした。フェルメールはなんて謎に満ちた画家なのか。真作/非真作の判定が分かれる絵や分かりにくい来歴、彼自身の生涯も謎(っていうかあまり記録が残ってないの)。絵によって変わる筆使いと寓意なのか違うのか曖昧な小道具たち。なんていうか・・・生殺し?って感じ。(笑)フェルメールについても、その絵についても、もっと知りたくなる。その入り口に立たせてくれる本でした。
自分が全点踏破をすることは無理だけど、せめてドイツとオランダにはなるべく早く行きたい。日本に来るのを待ってらんないよ。(来るかどうかも分からないしね)

(byふらっと)

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2007年6月 9日 (土)

国立西洋美術館/常設展示

ルーベンス「豊穣」タピストリーの下絵(?)
Ueno_1_1 企画展の『パルマ~』を見た後、常設展示も見てきました。普段企画展を見るとそのまま帰っちゃうんですけど、よく考えたら勿体ない話ですね、無料で見られるのに。常設展示を見るのは何年ぶりだろうと考えてみましたが、思い出せないんですね~。(^^;高校生の時か・・・。その時絵を見てどう思ったのか、それもまったく覚えが無い。ただ美術館って静かでいいなーなんてことを考えていたような。
テニールス(子)「聖アントニウスの誘惑」-部分- 空想的で楽しい絵です。
Ueno_2 最近またチョロチョロと絵を見るようになったので、常設展示は興味深く見ることが出来ました。ルネサンス以降の絵画が広く浅く年代・地方別に展示されています。真作か判断の付いていない作品や工房作と思われるもの、下絵や習作・・・。そう思うと少々寂しい気がしますが、それでも十分楽しめました。それでついカタログ買って来ちゃったよ。(^^* これからは企画展の後は常設展示を“お決まりコース”にしようと思います。ただね、唯一お茶が出来るカフェ「すいれん」が美味しくないのが残念です。

(byふらっと)

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2007年6月 5日 (火)

『パルマ-イタリア美術、もう一つの都』

Parma ルネサンス期からバロック期にパルマ(イタリア北中部の都市)で活躍した画家の絵画展で、5/29~8/26まで国立西洋美術館で開催されています。コレッジョ、カラッチ・・・名前は聞いたことがあるけど、どんな絵を描く人でしたっけ?程度の知識しかない私です。「もしかしたら好きな画家が増えるかも」とちょっと期待して行って来ました。
で、結果としては「今ひとつ!」が正直なところ。絵画の点数は十分だし、時代や主題も好きなのですが、どうもメインのコレッジョとパルミジャニーノの画風が私好みではなかった。でもコレッジョの『階段の聖母』は良かったですよ。今回1番のヒットです。それとスケドーニの『キリストの墓の前のマリアたち』も迫力のある絵でした。かなり印象的な絵で、これが祭壇画として教会に飾られていた時を見てみたいと思いました。他とは違う異彩を放っていたのではないかと想像したり。まーこんな感じだったのでカタログは買わなかったんですけど、ちょっと後悔してます。ただでさえ印象が薄いんだから、買えばよかったな。(笑)

(byふらっと)

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2007年6月 4日 (月)

ダ・ヴィンチ『受胎告知』

Davinci_1 東京国立博物館で開催されている『レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像』に行ってきました。お目当てはもちろん『受胎告知』です。「平日の昼間なら待ち時間もないかな」と思ったら、とんでもない!外で10分待ち、中はフォーク並びで絵の前まで行列しています。「日本人ってダ・ヴィンチ好きだよね(^^;」とつくづく思いました。列に入ってしまうと、ちびちび歩いてさっさと外に出されてしまうので、ちょっと離れたところから30分くらいゆっくり見てきました。
『受胎告知』という主題の絵は何枚か見てきました。どれが一番というのではなく、それぞれに卓越した表現力や技術があるなと再確認しました。ドラマッチックという意味では大原美術館のエル・グレコが良かったし、崇高さはウィーン美術史博物館のルーベンスかな。そしてこのダ・ヴィンチでは神秘・神聖というか、ある種の謎めいたものを感じます。上手く言えないけど、表情は少ないのに(眉毛ないから尚更)強い意志やメッセージを発しているような。遠近法や写実的に描かれた草花や天使の羽、衣服のひだなど技術的な見所もありますが、そーゆー深読みしたくなる絵の力が感じられる一枚でした。
ちなみにそれ以外の展示(映像やパネル)も見てきましたが、主目的ではないので感想はなし!ははっ。(^▽^)

(byふらっと)

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2007年5月24日 (木)

予想以上でした。『ペルジーノ展』

Perugino1 損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている『ペルジーノ展』に行ってきました。ダ・ヴィンチやボッティチェリの兄弟弟子で、当時は「イタリア最良の画家」と呼ばれ、ラファエロの師でもあったとか。そんなスゴイ画家なのに、聞いたことない名前(ペルジーノは‘ペルージャの人’の意で、本名はピエトロ・ヴァンヌッチ)でした。なんでも2都市に工房を構え、大量の受注を可能にした合理的な制作方法がのちに職人的と批判されたそうです。なんとなくその思考に陥ってしまった気持ちは分かります。
さて、この展示は祭壇画が中心なので、剥き身の板画を間近で見ることが出来ました。これが結構イイ!ちょっとした感動ものです。殆ど宗教画なので絵のテーマも分かり易いです。Perugino2 画材で変わる表現方法や用語の解説パネルも設置されているので、それを読んで確かめながら見ることも出来ます。ちょっと笑っちゃったのが‘鞭打ち苦行者信心会’の僧衣が『ダ・ヴィンチ・コード』の‘あの団体’の方と同じだったこと。それと顔しかない上位天使‘セラフィム’がキモ可愛いの。(笑)展示数はそれほど多くありませんが、なかなか濃密な鑑賞ができると思うのでお勧めです。(^^)v

(byふらっと)

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2007年1月12日 (金)

これぞ目の保養!

池田重子コレクション『日本のおしゃれ展』を見に松屋銀座に行って来ました。昨年、偶然見た“徹子の部屋”で池田さんがゲスト出演され、コレクションの一部を紹介していました。この展示会の宣伝ってことなんですけど、しっかり宣伝されちゃいましたよ。(^^*
Ikeda
今回のテーマはお正月・新春なので、晴れ着や華麗な扇面や豪華な刺繍の帯が展示されていました。時代は大正・昭和で、モダンなものも多かったです。振袖は刺繍も細かく手の込んだものでしたが、その図柄もセンスが良くて見応えありました。帯留やかんざしや袋物も普段見られないようなものばかり。また、ショールや羽織とのコーディネートがス・テ・キ!まさしく目の保養ですね。うっとりしちゃいます。(^-^)  着物は本当に綺麗だと思います。どの時代のものも、どの地域のものも素晴らしいですよね。あ~満足、満足。ちなみに、この展示会は15日(月)までやってます。週末はかなりの混雑が予想されますが、興味のある方は是非。(*^-゚)v

(byふらっと)

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2006年12月22日 (金)

もうすぐ終わり!大エルミタージュ美術館展

Hermitage 終わり近くにギリギリ駆け込むという、毎度のパターンで行ってきました。12月24日まで東京都美術館で開催されている『大エルミタージュ美術館展』です。わたし的に“今回はこれが目玉だ!”という作品は無かったのですが、程よく美味しいところを揃えたなって感じです。(^-^)時代が15世紀~20世紀と幅があり、その時代の有名どころ(ヴェネチア派、印象派など)をチョイスしているあたり、さすが膨大なコレクション数を誇るエルミタージュ美術館です。テーマが「都市と自然と人びと」という事で、風景画も多かったです。イマイチ風景画は好きじゃないんだけどね・・・。(^^;風景画にも「イタリア風(調?)」とか「フランス風」っていう構図があるらしい事を、はじめて知りました。構図の見方を勉強したらもっと面白く興味を持ってみる事が出来るかも。そのうち調べてみたいです。人物画ではルノワールの「扇子を持つ女」が明るく柔らかな雰囲気をかもし出していました。さすが印象派の巨匠!かな。(笑)しかし、一番興味を持ったのは会場で上映されていたエルミタージュ美術館の紹介VTRだったりして。(笑)ここの美術品は美術館とセットで見ると価値がグンと跳ね上がる気がします。あぁ~いつか行ってみたいです。

(byふらっと)

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2006年9月24日 (日)

美術であり、歴史であり

Disney_01 千葉大学でディズニーのオリジナル画が発見されたと言うニュースに驚いたのは、昨年の事です。それも250点という大量のセル画や背景画など。それらが修復され展示・公開されたのが今回の「ディズニー・アート展」です。始まってすぐは混むだろうし、夏休みもあるから9月に入ったら行こうと思っていたら、すっかり忘れてました。いつものパターンです。結局旅行帰りに見に行くと言う強攻策に出る破目に。(^^;
初期ディズニーの作品は、やはり自分が子供の頃見た感動や憧れがあります。なので今回の展示は、かなり興味深く見ることが出来ました。特に作品を作る過程で生み出されるコンセプト・アートやストーリー・スケッチは、製作サイドの人間でないと見ることの出来ないものですから本当に嬉しいです。
Disney_02 Disney_03
「昔は良かった」なんて頭の固い年寄りみたいなことは言いたくないですが、やはりディズニー作品は昔のものの方がいいですね。原画を見ていたら、映画が見たくなってきました。久しぶりに引っ張り出してディズニー映画鑑賞でもしようと思います。

(byふらっと)

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2006年6月28日 (水)

もうすぐ終わり!プラド美術館展

Prado1 東京都現代美術館で公開されている『プラド美術館展』に(やっと)行って来ました。ギリギリセーフだ。ε=( ̄。 ̄;A
しかしなんでしょう。平日だというのに大変な混雑でした。みんなヒマなのね...。(お前もな!)
一枚一枚の絵の感想が書けるわけないですが、展示の内容はかなり気に入りました。迷うことなくカタログ(\2,300-)を買ってしまうくらい。(^^*  この展示は全部で81点あり、エル・グレコ、ティツィアーノ、ベラスケス、ルーベンス、ゴヤなど有名どころがズラ~リです。16~18世紀の絵画が主で、肖像画・宗教画・神話・静物画などが展示されています。う~ん、予想以上に見応えがあって大満足!Prado2_1
ちょうど今、ケン・フォレットの「大聖堂」を読んでいるので、レアル作『ミラノ司教に叙階される聖アンブロシウス』などは、その場面と背景の大聖堂のアーチが妙にリアルに迫ってきました。面白かったのが、アントリーネス作『マグダラのマリアの被昇天』の前で「おっマグダラのマリアだ」と言って立ち止まる人が多かったこと。『ダ・ヴィンチ・コード』のおかげで注目度UPですね。(^-^)
他にもあれこれあるのですが、今はカタログを眺めてニコニコしています。そして、本物のプラド美術館に行ってみたいなぁ...とため息をつくのでした。

(byふらっと)

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2006年4月22日 (土)

現代植物画の巨匠展【2】

植物画の話をもう少し。植物画の目的は「正確な記録」ですから、花びらの数、めしべ・おしべの数なども正確に描きます。(無数にあるものは別)また根や種子、時にはそれらの断面図も。基本的には実物大で描きますが、今はそうとは限りません。
図鑑や図譜の挿絵と言うと味気なく聞こえますが、立派に絵画として成立しています。18世紀のフランス宮廷画家ルドゥテの薔薇などは、ため息が出るほど精密で美しいです。

今回の「現代植物画の巨匠展」は近代のもので、典型的なものからそうでないもの(なんて表現すれば良いのか...)まで多彩です。地域別に画家とその作品を展示していて、そのお国柄も絵に表れています。アジア人画家の作品では「曼荼羅」のような細密さとか。もちろん地域的な差もあり、南アメリカの方では蘭などの作品が多いです。美術として楽しみ、植物の分布を知ることができ、一粒で2度(以上)オイシイ展覧会になってます。

(byふらっと)

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2006年4月21日 (金)

現代植物画の巨匠展【1】

明日4/22から新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で展示される「現代植物画の巨匠展」の特別鑑賞会に行ってきました。植物画(ボタニカル・アート)は植物の記録手段としてその構造を正確に描写した絵のことです。写真が無かった頃の図鑑などがその例です。現在は美術として発展し愛好されています。私も数年前に植物画教室に通いました。今は滅多に描きませんが、展覧会などで絵を見るのは大好きです。(^-^)
Botanical_1 さて、今回もそのうち見に行くか・・・と思っていたら、ひょんな事から今日のチケットを入手しました。開催前の特別鑑賞会とはどんなものか、いざ出陣であります!(笑)とりあえず、招待客のみだろうから来る人が少なくて落ち着いて見られそう。それにカタログや記念品がもらえるらしい。(スゴーイ!)おまけに“お飲物をご用意しています”とか書いてあるよ!(うひゃー)なんだ、なんだ執事のポールみたいのが「マダムお飲物です」とか言ってくれちゃうのか~。(笑)なんて馬鹿な妄想をしつつ、美術館へ。しかし落とし穴が。なにせ招待されるような人は、みんな知り合いだったりする。会場でおばさんが4人も5人も揃ったら大変な騒ぎですよ。周囲も気にせず、大音量でしゃべり出します。うるさくても係りの人も誰も注意しません。「うるせー!」と言いたかったが、場違いなのは私の方。仕方なく団体さんをかわしつつ、行きつ戻りつで鑑賞しました。(涙)Botanical_2 見終わってから特設のラウンジへ。飲み物の他にサンドイッチやフルーツ、ケーキなどのお菓子もありました。至れり尽くせりですなー。そして帰りはお土産の数々。カタログってミュージアム・ショップで\4,000-弱してた本だし、記念品も売ってた物じゃん!おまけに今回の展示の招待券が2枚入ってるよ。(驚)なんだか申し訳ないなーと貧民は思うのでした。(笑)これでもう一度じっくり展示を見に行けるぞ。うははのはー。

(byふらっと)

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2005年11月14日 (月)

藪内正幸美術館~その2~

yabuuchi2
美術館の話をもう少し。入場料は大人500円でチケットの絵柄を3種類の中から選ばせてくれます。これがステキ!チケット一枚からもう藪内氏の作品に触れているような気がします。おまけにコレクター心もくすぐられます。(笑)展示されている絵は、原画と出版物(挿し絵であればその絵本など)の両方があります。珍しいのは、やはり普段のスケッチや素描です。その中で15~16才の時に描いた図鑑の模写と自作の図鑑がありました。これは必見です。当時から上手だったとも思いますが、本当に好きだったんだという事が感じられます。ミュージアムショップでは、2001年に「おもいっきりテレビ」の「きょうは何の日」で放送された藪内氏についての映像を見ることが出来ます。ビデオを観ながら一息ついて、ちょっとお土産にお買い物をするというのはいかがでしょう。・・・なんてすっかり宣伝してますが、自分がして楽しかったことを紹介しているだけですよぉ。(笑)

え~っと美術館の隣はサントリーの白州蒸溜所でして、工場見学やウイスキーの試飲が出来ます。もちろん行ってきましたし、バッチリ飲んでまいりました~。そのお話はまた後日。

(byふらっと)

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2005年11月13日 (日)

薮内正幸美術館に行ってきました

yabuuchi 唐突に思い立って藪内正幸美術館に行って来ました。中学生の頃に読んだ「冒険者たち」(ガンバの冒険の原作)の挿し絵を描いた方です。大人になってもその絵の印象は強く残っていました。他にも広辞苑やサントリー愛鳥キャンペーンの挿し絵など、多数の作品があります。趣味の車を通じて藪内氏のご子息と知り合い、お父様のことや美術館のことを教えていただきました。いずれ一度は行ってみたいと思っていながら、オープンから1年半も経ってしまいました。
場所は山梨県北巨摩郡白州で甲斐駒ヶ岳の森の中にあります。周囲の森は静かで山も紅葉してとても美しく気持ちが良かったです。美術館はそう大きくはありませんが、鳥や動物のスケッチや素描、絵本の挿し絵や企業宣伝用のイラストを見ることができます。観光シーズンでないこともあり来ている方は少なかったですが、みなさん藪内氏のファンなのでしょう、とても熱心に絵を鑑賞されていました。
まるで周りの林の中から鳥が訪れているような気分がする素敵な美術館です。時間があれば是非立ち寄られることをお勧めします。ただ一つ残念なのは、ご子息が子供の頃お父様にせがんで描いてもらったという車の絵の中にスバル車がなかったことです。(笑)

(by ぶらっと)

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