文化・芸術

2020年4月29日 (水)

般若心経

twitterで、格好良い「般若心経」の動画が回ってきました。
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※画像クリックで元ツイートにリンクします。


外国語の歌と同様、まったく意味が分かないながら格好良さは感じます。

しかし、曲がりなりにも仏教徒として、「意味が分からない」で良いのか?と反省したり。
母方の実家が近かったので、物心ついたころからご先祖の法事に連れていかれていました。真言宗の檀家だったので、般若心経も聞いていたはず。
小学校の時、レインボーマンなる特撮ヒーローが登場し、「アノクタラサンミャクサンボダイ」なる呪文で変身していました。その後の法事でお経の中に同じ言葉を聞き取り、さすがはインドの山奥で修業した提婆達多の魂を宿したヒーローだと感心したり。
その後も「色即是空」などの言葉を知ると、やはりお経の中にあることに気づく。

そんなこんなで過ごしてきましたが、外出自粛で時間だけはあるのでちょっと般若心経を学んでみようかと動画を視聴してみました。
 10分で名著「般若心経」(1) (2) (3) (4)
 般若心経解説
さて、1日かけていろいろ見た限りでの理解ですが、なんとなくわかった気になりましたよ。
これ、中二病の魔法詠唱だ! ※個人の感想です。

前半で、「空」を説きます。物質としての身体も内面の精神も、すべて空=定まったものではないと。この世の理も変化していくものである。仏教の真理すら絶対なものではない、と空を説きます。
後半では、空に生きるからこそ迷いがなくなる。そのために般若=知恵を授けよう。最大にして最強な呪文、最上にして並ぶもののない呪文。一切の苦を取り除く真実の呪文、と煽ります。
そして最後にサンスクリットの音で呪文を唱えます。「ハラソーギャーテー、ボージーソワカ!」

ほら、魔法詠唱でしょう?
比較に、「この素晴らしい世界に祝福を!」より、めぐみんの呪文を貼っておきます。
「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン!」
こちらのサイトから引用させていただきました。

前半で世界観を説き、後半で呪文の効力を煽り、最後に呪文を唱える。正に中二病的な魔法詠唱の文法そのものです。
魔法詠唱のテンプレートは、般若心経において完成していたのです。※個人の感想です。

まぁ、そのくらいに考えておくと取っ付きやすいかなと。
意味が分かってくると、ただの漢字の羅列だった般若心経が、意味あるものとして読めるようになってきます。だからといって、暗唱までする気はありませんが。
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ひとつ面白かったのは、YouTubeで般若心経の動画を見ていると、間に挟まるCMが「意識を変えればこんなに儲かる」的なものが多いこと。
仏教の教えと対極にあるような内容ですが、宗教にハマるひとはこんなCMに騙されやすいと思われてるんだなぁと。

(byぶらっと)

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2020年1月 3日 (金)

宝永たかこ『月を待つ人』

あまりに引き籠もっているので近所のデパートの初売りに行ってきました。そこで『絵画の中の女神達』と題して、井上直久さんや宝永たかこさん他、ミュシャや竹久夢二などの絵の展示販売が開催されていました。
ちょっと覗いて井上氏の作品を衝動買いしたのが11年前ですよ。「いや~そんなこともうしないかなぁ~」なんて思ってたけど、ついつい衝動買いしちゃいました。(笑)

初めて買いました。宝永たかこさんの『月を待つ人』です。
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憂いのある表情で聖母を想わせる悲哀と慈愛を感じます。グラデーションの青がとても美しいです。絵画ですが漆喰にペイントしているので立体的です。頭部にはクジャクの羽が付いてます。ライトの加減でまた違った印象になります。そんなつもりはなかったけど、良い出会いをしたなと思っています。

どこに飾ろうか悩んで今はトイレの壁です。(おいおい)
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でも、トイレの中が突然“素敵空間”になったので、決して悪いことではないと思う。やっぱり良いものを飾ると、ショボイ我が家もぐっと良くなると改めて思いました。もうちょっと掃除して絵画に負けない部屋にしたいです。(今年の抱負・・・かも)。(^^;

(byふらっと)

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2019年12月23日 (月)

2019かわさき市民第九コンサート

昔の上司が合唱団で出演するからとお誘いをいただき、聴きに行ってきました『2019かわさき市民第九コンサート』。場所はミューザ川崎シンフォニーホールです。一度その前を通り過ぎたことはありますが、中に入るのは初めてです。
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演目はワーグナー【歌劇「ローエングリン」第一幕への前奏曲】とベートーヴェン【交響曲第九番ニ短調「合唱付き」】でした。どちらも家でCDを聴いているので、どんな違いを感じられるか楽しみにしていました。それに久しぶりのオーケストラ生演奏なので、そっちもわくわくでしたよ。
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音楽にはまったく素養の無い私なので、コンサートがどうだったかという話は出来ません。(^^;
パンフレットを読むと指揮者である小森康弘氏は「今一度作曲家が残した譜面に忠実に」をコンセプトにしているとのこと。
つまり、私が聴き慣れている方が何年も積み重ねてきたアレンジの結果ということらしいです。もちろん、それ自体が悪いことではないので、どっちがどうという話ではありません。ベートーヴェンが作曲した通りに演奏すればこんな感じだったのかと感心しました。

指揮者の意図を考えながら聴くというのも楽しいですね。ちなみに聴いてる時は、あまりのスピード感に通常の1.3倍速か?と思いましたけどね。(笑)
ソリストの方々も素晴らしく。バリトンの武田直之氏、テノールのカリオラ・グイード氏にはちょっと惚れちゃいました。(*^o^*) ええ声やで。
久しぶりのコンサートは大満足でした。やっぱりたまには行きたいなぁと改めて思いました。

(byふらっと)


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2019年11月25日 (月)

「子どもへのまなざし」展と文庫「最後の秘境 東京藝大」

先日のコート-ルド美術館展でチラシをもらい、ちょっと興味を持ったのが同じ美術館で開催中だった「子どものまなざし展」です。
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コートールドの半券があれば無料で入れたので、ちょっとだけ覗いてきました。

チラシで気になった作品はこちら。
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しかし、実際に目にした作品は、残念ながら少し好みと違ってました。

この展覧会は写真撮影OKだったので、全体の雰囲気を撮ってきました。
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下のフロアの大きな作品は、子どもが利用する施設やホールなどに展示すると映えそうですね。

別会場では映像と音楽が融合した作品が展示されていました。
ちょうど「最後の秘境 東京藝大」を読み終わったところだったので、今までならスルーしていた前衛風の作品も見入ってしまいました。音校と美校の生徒や卒業生にインタビューした内容を中心としたノンフィクションで、それぞれの芸術に接する想いが垣間見られて興味深く読めました。特に若い人の作品に対する見方が変わる、読んで楽しいお話でした。

(byぶらっと)

 

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2019年11月23日 (土)

コートールド美術館展

東京都美術館で開催中の『コートールド美術館展』に行ってきました。
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絵画鑑賞のしやすさ、楽しさを簡単に感じられるのは印象派の最大の利点だと思います。“印象”というだけのことはあって、見た時のインパクトや感性で楽しめます。
なので、多くの画家の作品が展示されている今回の展覧会は本当に見応えがあると思います。(^v^)
 
展覧会の構成は画家が残した手紙などを元に“画家の言葉から読み解く”、そして“時代背景から読み解く”、最後に“素材・技法から読み解く”の3部構成です。最初の2つは分かりやすいと思います。素材や技法は・・・ね。f(^^; 素人にはとっつきににくいよね。
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コートールド氏が最も多く蒐集した画家ポール・セザンヌです。昔は好きではありませんでしたが、(今でも別に好きではない)味わい深いと、しみじみ鑑賞してしまう画家の一人です。不思議ですね・・・本当に上手くはないのに。(笑)
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逆に昔は大好きだったルノワール。今も好きですが、あの頃より冷静に見られる。それが擦れたというか大人になったってことかな・・・。(笑)
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目玉揃いの展覧会ですが、その中でもこれかな、マネの『フォリー=ベルジェールのバー』です。構図や技法も興味深いですが、女性の物憂げな表情はなんとも言えず時間を忘れて見入ってしまいます。
写真左下の習作もいい感じだと思います。習作止まりなのが残念。(笑)
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3章で出てくるドガの『傘をさす女性』です。構図が凄くいいなと思って、未完成なのが残念でなりません。orz 完成したところが見たかったです。
良い展覧会だったので図録を購入しました。読んでみると面白いです。
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それとは別に絵ハガキも購入。左が“ヘタうま”アンリ・ルソーと右はクロード・モネです。
モネが「放棄した」と手紙に書くほど、当初は納得しなかった作品の『花瓶』ですが、晩年少しの修正とサインをして売ったとか。絵も気に入ったのですが、その来歴が面白いです。
こっちはセザンヌを2枚。
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セザンヌらしい視点と構図?(笑) それと『カード遊びをする人々』にも登場する人物。なにか語りかけてくるような視線と脱力した姿勢がいいなと思う一枚です。

コートールド氏が蒐集した作品達だけあってどれも見応えがあります。作品についての手紙や購入時の値段、コートールド氏が絵を手にしたときの想い詠んだ詩など、ある意味黒歴史も展示されていて笑えます。いろいろ見どころいっぱいなのでお薦めの展覧会です。

(byふらっと)

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2019年11月12日 (火)

ゴッホ展

上野の森美術館で開催中の『ゴッホ展』に行ってきました。久しぶりの展覧会・・・というか、外出です。f(^^;
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展覧会チェックを怠っていたので、今開催中の展覧会を知らずにいました。テレビで知ってオタオタ慌てた次第です。(*^o^*) 去年オランダに行ってクレラー・ミューラー美術館やゴッホ美術館に行っているので「今回はパス?」なんて話も出ましたが、“糸杉”が来るなら話は別です。これは見たかった作品ですから!
・・・と言っても、旦那さまは不参加とのこと。私一人で行ってきました。

さて、展示ですが、オランダ(初期)→パリ→アルルと画家人生を追っていく順です。そしてゴッホが師事した画家の作品や影響を受けた画家の作品も一緒に展示されています。彼がどういった影響を受けているのか分かるのが良かったです。また、その時々に弟テオや友人に宛てた手紙の一文も紹介されているので、作品を見るポイントも分かります。展示方法はオランダのゴッホ美術館に似ていますね。
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初期の暗い絵やパリ時代の印象派に触れた直後の絵も試行錯誤が感じられて良いのですが、やっぱり最後のサン・レミ時代は秀逸です。“糸杉”のうねる木の様子や雲も魅了されますって!(w^o^w)
ゴッホの作品だけでも見応えありますが、セザンヌ、シスレー、モネ、ルノワールなど実は有名どころもあります。日本ではあまり見ないけど、ハーグ派と呼ばれるオランダの画家の作品も珍しいし見どころです。良い展覧会でした。(^v^)

(byふらっと)

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2019年11月 5日 (火)

旧中島家住宅

工場祭の前に、スバル仲間のblogで紹介されていた中島知久平の旧宅に立ち寄りました。重要文化財に指定されて3年になるのを記念して、特別展が開かれています。
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大正~昭和の初めという時代なので敷地が広いのは驚く事じゃないのでしょう。当時は利根川の河川敷に中島飛行機の滑走路まであったらしいですし。
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それでも車寄せを始めとした邸宅の立派さは往時の暮らしぶりが偲ばれます。
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この時代にオール電化で暖炉も電気ストーブだったり、来客用のトイレは大理石張りだったりと贅沢仕様。
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洗面台や便器は設立間もない現在のTOTOの製品を使っているそうです。
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応接室が2つもあるのも、それだけ大事な来客が多かったのでしょう。
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上げ下げ窓やステンドグラスも素敵です。
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客間やそこに通じる廊下までが折り上げ格天井という格式の高さです。
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これは天皇陛下をお迎えするにも足るというものです。宮内省内匠寮(たくみりょう)出身の技師が設計したとあって、細かい仕上げまで手が込んでいます。
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照明器具なんかも洒落ています。今の建物で使おうとしたらちょっとゴテゴテしすぎ感もありますけどね。

惜しむらくは壁のクロスや襖などがボロボロなこと。
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これから少しずつ修繕するのかもしれませんが、太田市の所有ということで予算が心配。入場料を取ったら、ただでさえ少ないお客さん(私の前後に1人ずつくらいでした)が来なくなっちゃうかもしれませんし。文化財保護の難しさですね。

(byぶらっと)

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2019年10月 3日 (木)

カラヴァッジョ展 in 北海道

水曜どうでしょう祭2019に参加するため、今日から北海道入りしています。
4時起きして5:40の電車で羽田へ。11時前に千歳に着き、札幌に到着したのがちょうどお昼時。邪魔なスーツケースをホテルに預けてお昼を食べ、HTB新社屋の祭グッズ特設売り場でグッズを買い込みました。
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それでも15:00前。ホテルに戻るにも夕飯にするにも早すぎる。
なんとなく時計台を見に行ったら、向かいの北海道新聞社でカラバッジョ展のポスターを発見。電車で2駅移動して、道立近代美術館へ観に行ってきました。
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3年ほど前に「マグダラのマリア」が発見された際に東京で開催されたカラヴァッジョ展に行きましたが、今回は東京の巡回はないとのこと。初来日の作品があるとのことだったので、北海道に来たついでに観られて良かったです。
もっとも、イタリアからの到着が遅れて予定されていた展示作品のうち8点が間に合わなかったとか。ちょっと残念ですが、仕方ないですね。

一応ちょっと観光っぽいこともしましたが、明日からは「水曜どう」三昧。3日間はバカに徹しますよ。
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(byぶらっと)

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2019年9月 2日 (月)

特別展 特撮造形師村瀬継蔵 ~瑞穂でうまれた怪獣たち~

twitterからの情報で、怪獣の着ぐるみ造形をされている村瀬継蔵氏の作品展が瑞穂町で行われているというのを知りました。
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瑞穂町なら家から20km弱の近所なので、軽い気持ちで見に行くことにしました。(交通の便が良くなくて車が一番なんですが、それでも道がなく1時間くらい掛かるので、行くのはけっこう大変なんですけどね。)
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けやき館という建物に入ると、エントランスにでっかいモスラがぶら下がっています。
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このモスラと、展示室の入り口に飾ってあるショーケース、その横のポスターのみ撮影可でした。
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展示室は、ちょっと拍子抜けするくらいの狭さ。
展示されているのは、現在撮影中の「挟霧の國」に登場する怪獣ネブラがメイン。撮影風景の動画も流されています。

そして、過去に制作された怪獣の実物や設定資料などもたくさん展示されていました。ちょっと気になったのが、それらのほとんどが「なべやかん氏のコレクション」だったこと。こういうのって撮影が終われば本人や会社では「残そう」という意識はなく、譲り受けたマニアが大事に保管する感じなんでしょうね。
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なぜこのような展示が瑞穂町などという片田舎で開催されているかというと、村瀬氏が瑞穂町在住だからだそうです。当日もご本人がいらしていましたし、ずっと瑞穂町で活動してきたというのも凄いことですね。
おかげで通過するばかりだった瑞穂町に足を運び、けやき館の常設展示で町の成り立ちなども学ぶことができました。こんな機会でもないと瑞穂町なんてまったく縁がなかったですから。
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こちらはアンケートに答えていただいたポストカード。リアルな怪獣ばかりでなく、こんなキャラも氏の造型だったんですね。

(byぶらっと)

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2019年8月22日 (木)

みんなのミュシャ展

渋谷のBnkamuraザ・ミュージアムで開催中の『みんなのミュシャ展』に行ってきました。
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ミュシャ展は何度も行っているし図録や画集も持ってるので、今回はパスのつもりでした。しかし、『ぶらぶら美術・博物館』を見たら面白そうで、慌ててチケットを購入して見てきました。
会場入り口のパネルがいい!
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ポスターなどはホント今さらなものばかりですが、やっぱり美しくて見ていると楽しいですね。(w^o^w) 
目玉はまず1つがミュシャが子供の頃に描いた絵やモチーフにした花瓶、蒐集した骨董品です。彼のデザインの原点的なものが垣間見られます。
会場の一部は写真撮影可能です。
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挿絵画家だった頃の作品や習作も見どころの一つです。そしてポスターの美しさを堪能したら目玉ポイントの2つ目、ミュシャの影響を受けたアーティストの作品です。
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1970年代のアメリカでサイケデリックな音楽のレコードジャケットにミュシャ様式が多く使われていました。中にはもろパクリも。(笑) ヒッピーやサイケの精神がミュシャに通じるところがあるというのが、なんとも不思議ですね。
目玉ポイント3つ目は日本への影響です。ミュシャは明治期にほぼリアルタイムで日本に入ってきていて、与謝野晶子の“みだれ髪”、雑誌“明星”の表紙などに現れていました。
今回はミュシャ本(雑誌)とコラボのぺこちゃんサブレを買いました。
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そして少女漫画やゲーム世界にも影響を与えています。水野英子、山岸涼子、天野喜孝、出渕裕などの原画からもミュシャ様式は見て取れました。私としてCLAMP辺りも展示して欲しかったけど。(笑)
ぺこちゃん缶の中はこんな感じです。
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今までとちょっと違うミュシャ展はかなり楽しめるものでした。

(byふらっと)



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