金継

2020年6月16日 (火)

木っ端微塵からの完全復活!

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黒漆の下塗りまで行ってから放置しちゃってた急須のフタ。銀を蒔いて粉固めして完成です。
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このくらい粉々になると、継いだ跡が逆に格好良い気がします。
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せっかく直しましたが、夏場になると熱い緑茶を淹れる機会が減ります。本格的な出番は秋になってからですね。
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割れたときは直るものか自信がありませんでしたが、なんとかなるものです。せっかく直ったので、早く使いたいぞ!

(byぶらっと)

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2020年5月21日 (木)

どうにも刻苧漆がダメらしい

金継の話が続きますが、前に直したスヌーピーマグのフタです。最初に直したときは刻苧漆で造形した部分が1日で浮いちゃいましたが、今回は2日で浮きました。(><)
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錆漆のところは浮いたり剥がれたりしないので、どうにも刻苧漆の部分に問題があるみたい。
前回は器との継ぎ目に隙間があるのかと予想しましたが、他にも可能性は色々あります。そもそもご飯粒なだけにわずかな隙間が命取りになっているとか、厚盛りしすぎて芯まで乾燥・硬化してないとか。
削り取ってみたら、芯まで乾燥・硬化はしているようでしたが、器との接合部分が全体的に隙間になってる? 厚盛りが原因で硬化時に引けているのでしょうか。
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とりあえず刻苧漆の部分を削り取って、欠けた断面に透漆を塗って下処理をしました。
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この後は刻苧漆の盛り付けですが、今回は複数回に分けて少しずつ盛ってみましょう。
錆び漆の部分は浮いたりしないので、刻苧漆での造形を欠けた部分より一回り小さめに作って、その上に錆び漆の層を作るようにすれば良いのかもしれません。この辺は試行錯誤を続けるしかないですね。

(byぶらっと)

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2020年5月20日 (水)

木っ端微塵からの修復

前回、麦漆で繋いだ急須の蓋。上手く繋がったので、はみ出した麦漆を削ってから錆びうるしで隙間を埋め
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表面を整え
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その上から銀の蒔きに備えて、黒漆で下塗りまで進みました。
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こうして見ると黒漆仕上げも渋くて良さそうです。
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でも、一部に前回の銀仕上げが残っているので、銀蒔きで統一したいと思います。
ゴールは近いぞ!

(byぶらっと)

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2020年5月16日 (土)

ミッフィーボウルの黒漆仕上げ

スープなどに重宝していたローソンさんのミッフィーボウル。気が付いたら、4つあるうちの一つにヒビが入ってました。
ヒビに沿ってダイヤモンドやすりで表面を荒らし、透き漆でヒビを繋いで黒漆で仕上げました。
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仕上げに銀を蒔こうかと思っていましたが、ミッフィーのイラストに合わせて黒のままの方が良さそう。
普段使いの器は、こんな仕上げもありでしょう。(使っていて剥がれても修理しやすいしね。)Cimg5609
(byぶらっと)

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2020年5月 9日 (土)

金継の修理

ツバカッター・マグの修理をしました。
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内側の金をすべてはがし、ヒビに沿ってダイヤモンドヤスリで表面を荒らしました。そこに弁柄漆を塗って金を蒔き直し。
ヤスリが滑って細かい傷をいっぱいつけてしまい、そこに入り込んだ漆がちょっと汚いです。(><)

使い始めてすぐに金継ぎした場所が浮いてしまった小鉢と、その後少しだけ浮いてしまったスヌーピーマグも一緒に修理。
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どちらも傷は浅いので、荒れた部分を削り取って錆漆で補修。
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乾燥・硬化したら、それぞれ弁柄漆と黒漆を塗ります。ここで補修部分と器に隙間があって水が浸みている疑いがあるので、今回は少し広めに塗っておきます。再び乾燥・硬化したら、金と銀を蒔いて補修完了。
銀粉固めに使った上ずり漆が、ちょっともたついたらだいぶ茶色くなってしまいました。
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いろいろ失敗しつつも、とりあえず修理完了。今度は剥がれないと良いのですが。

(byぶらっと)

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2020年4月13日 (月)

上手く継げたかな?

木っ端微塵で高難易度の継ぎをやってみました。
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どこから組み合わせたものか悩みながら継いでいくと、途中で破片が「ポロっ」と落ちます。(><)おかげで手も作業台も漆まみれ。
すぐ油で拭きとったので、かぶれは出ませんでしたが、なかなか厳しい継ぎでした。
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なんとかマスキングテープで仮止めして、室にて乾燥中。
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今回から、室をクール宅急便の発泡スチロールにしました。湿気を保つために軽く絞った雑巾をそのまま入れられるのが楽で良いです。まだ気温が低いので、完全硬化まで1カ月近くは様子見です。

ところで、今回は接着面が多いので、途中で足りなくならないように麦漆を大量に作りました。田宮の調合スティックの小さじで小麦粉を5~6杯分に、飽和するほどの透き漆。結果、8割近くが残りました。モッタイナイ... 接着にはそれほどの麦漆は必要ないようですね。

(byぶらっと)

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2020年4月10日 (金)

木っ端微塵!?

銀継ぎして使っていた急須のフタが、使い始めて1カ月もしないうちに木っ端微塵に割れました。
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直前まで使っていた急須に比べて急に大きくなったことで、それまでなら当たらなかった手の動きがヒット! “ふらっと”さんが見事に落っことして、再度割ってしまいました。

金継の総括をしたときに「割れても直せるのでOK」と書きましたが、さすがに1カ月も使わないうちに割られると、ちょっとガッカリしちゃいます。
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前回は真っ二つだったので繋ぐのは簡単でしたが、今回は複数の小さなパーツに割れています。前回はヒビで治まっていたところも、今回はヒビが延長する形で割れています。その他、把手部分も細かく割れています。もう、難易度も急上昇です。
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さっそくヒビの表面をダイヤモンドヤスリで広げ、透き漆で断面の漆固めまで行いました。次は麦漆で接着ですが、前回の継ぎでちょっと歪んでいるので、ただでさえ難しい細かなパーツの継ぎが上手くいくかとても不安です。

(byぶらっと)

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2020年2月28日 (金)

金継~sakusaku ツバカッター・マグ~

ワンフェスなどで中断したため時間が掛かりましたが、やっとヴィンちゃんマグカップのヒビの金継が終わりました。
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冬場に冷水で洗った後、水滴を乾かそうと熱湯を入れたら温度差でヒビが入ってしまったマグカップ。tvkの人気番組だったsakusakuのオフィシャルグッズで、もう2度と入手できないものです。
そもそも金継に手を出したのも、このカップを修復したかったため。「金継チャレンジ」と称して繕った器たちは、この練習台でした。

ヒビだけなので、補修は簡単。ヒビに透漆を流し込み、乾燥・硬化させます。
こちらは下地の弁柄漆を塗ったところ。
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ぶら下げた状態で、指で弾いて濁った音がしなければ補修は完了。あとは蒔きの装飾だけです。
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ここで悩んだのが金を蒔くか、銀を蒔くか。色味的には落ち着いた銀だろうと思っていたのですが、スヌーピーのマグカップに銀を蒔いてみたら思いの外つまらなかったんですよ。無難過ぎちゃって地味というか。

ヴィンちゃんマグは白地に赤と黒のハイコントラストカラー。“ふらっと”にフォトショップで金と銀の線を入れてみてもらったら金も似合うと分かったので、思い切って金を蒔いてみました。
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こ・れ・は! 派手で良いじゃないですか。白井ヴィンセントのキャラクターにピッタリでした。
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元々はこのカップが会社用だったので、10年近く代役を務めたスヌーピーマグと交代して、会社用として復活...したら、1日で終了。orz
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「金継ぎした器は長時間の浸け置き洗いを避けること」という注意点があります。自席で水分補給するために水や紅茶が入った状態が1~2時間継続することもしばしばなので心配していましたが、案の定、1日が終わって洗ったら剥がれました。(><)
やっぱりヒビをダイヤモンドやすりで広げておく作業は必要でしたか。またやり直しです。

(byぶらっと)

 

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2020年1月 8日 (水)

金継チャレンジ(総括)

前回「あとはツルを買うだけ」と言ってから、一カ月近く経ってしまいました。
購入したツルがyodobashi.comさんから届いたので、さっそく付けてみました。
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ツルのサイズもピッタリ。これで大きな急須が復活です。
普段、お寿司屋さんでもらった湯飲みを使っているので、小さい急須だと2回淹れないと2杯分にならなかったんですよ。
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これで一度に2杯分淹れられるようになります。

さて、昨年から半年ちょっと掛けて金継をやってみて、いろいろ分かったことをまとめておこうと思います。

◆金継をやって良かったこと
金継をやってみて一番良かったのは、食器を割ることへの恐怖が薄れることですね。
お気に入りのぐい呑みとか、使う度、洗う度に「割ったらどうしよう」とドキドキしていました。それが割っても直せる、なんなら金継した方が味が出る気がする。これは心強いです。
器は使ってこそ、繕って使うことで詫び寂びまで感じられる。これぞ日本の器って感じです。

◆作業期間が掛かること
着手してから完成まで半年以上。ほとんどが硬化待ち(と作業のお休み)時間とは言え、作業期間が相応に掛かります。
1回の作業は30分~1時間程度なのですが、その都度の待ち時間が数日~2週間。着手してから完成まで早くても1~2カ月、タイミングが悪くて作業が止まると半年がかりというのは、のんびりと悠長な趣味です。

◆費用について
金継業者に修理を依頼するとべらぼうに高いそうです。ネットで軽く検索てみても、簡単なヒビや欠けで5千円~、単純な割れで8千円~、複雑な修理や金の使用量が増えると数万円もかかることも。
材料費・作業時間・スキルを考えれば妥当なのですが、相応に高価か余程の思い入れがある器じゃないと修理の依頼なんてできません。

しかし、自分でやるなら金継キット代の8千円弱で済むので、一つ直しただけで元が取れちゃいます。
材料はたっぷりあるので後はいくらでも直せるし、使い切った材料だけ追加購入もできる。ある程度の器用さと慣れは必要ですが、安価な日常使いの器も気軽に直せるので、DIYなら圧倒的に安上がりです。

◆金継した器の制約
残念ながら、金継をした器にはいろいろな制約ができます。
直火や電子レンジの不可は当たり前として、食洗機や長時間のつけ置き洗いもダメらしい。漆は乾燥にも弱いので、冷蔵庫に食品を保管する際の器にも使わない方が良いとか。

漂白剤も不可というのが一般的なようですが、どうしても汚れが気になるなら低濃度で短時間なら可というサイトとか、割と大丈夫という情報もあるので、ここは汚れ具合と相談ですね。

あと、マグカップや急須の把手など熱いものを入れた状態で再破損したら危険なものは、そもそも直さない方が良いとのこと。
もっとも、食品や飲料が直接触れる場所でなければ、より強力でお手軽な「新うるし」(エポキシ樹脂)で直すという手もあるようです。

いずれにしても、器の用途や使用頻度と相談しながら繕うか欠けたまま使うかの選択が必要です。
「金継ぎするのは高価、または思い入れのある器」というのは、費用だけでなく日常使いの制約もあるのでしょうね。

◆漆のかぶれ
最後に、心配した漆のかぶれについて。
「かぶれたらかぶれたで、それもネタのうち」「どの程度かぶれやすいかも確認しておこう」くらいのノリで、割と無防備に素手で作業していました。塗り終わった直後の漆を触ってしまったり、押さえていたパレット替わりのビニールシートが滑って漆に指を突っ込んだり、筆を取り落として漆の付いた筆先を素手でキャッチしたりと、ずいぶんなムチャをしました。

漆が皮膚に付いた場合の処置は、植物油で拭き取って、石鹸で洗うのはその後。
播与漆行の「すぐ塗れーる」が普通の漆より弱いのか、自分が漆に耐性があったのか、素早く拭き取った対処が功を奏したのか分かりませんが、幸いにもかぶれることはありませんでした。

もちろん漆かぶれは個人差があって、臭いをかぐだけでも全身がかぶれるという人もいるらしいので、漆を扱おうという方は自己責任でお願いします。
また、アレルギーなだけに蓄積でかぶれが出るようになることもあるので油断大敵です。

◆今後、金継を続ける?
そこそこの完成度でできる事が分かったので、次は橘吉の菓子鉢なんかは格好良く繕っていきたいです。
反面、ご飯茶碗やチェコで購入したマグカップなど日常使いの食器のちょっとした欠けは、浸け置き洗いや漂白など使い勝手が落ちるのでそのままかも。

しかし、漆の乾燥に適した高温多湿な夏が終わってしまったので、これからの季節は管理が大変です。
夏限定の趣味というものありかもしれません。

(byぶらっと)

 

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2019年12月10日 (火)

金継チャレンジ(14)

上ずり漆で銀継が上手くいくことが確認できたので、急須とスヌーピーマグのフタも粉固めを行いました。Cimg4513
上ずり漆をテレピン油で溶いて薄く塗布してティッシュで吸い取り。一晩乾燥させて、硬化したら瑪瑙で磨いて完成!
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リカバリーと称して何度か銀の蒔き直しをした所為か、一度洗っただけで下地の黒漆が見えてしまった所も数カ所あります。
それでも形を取り戻して使えるようになったので良しとしましょう。

スヌーピーマグは、さっそく職場に復帰です。
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急須の方は中にセットする茶こしは丁度良いサイズがありましたが、持ち手となるツルを買わないと使えません。
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何にせよ、長かった初めての金継チャレンジもこれで一段落。
まだ本命のヴィンちゃんマグが残っているし、小鉢もやり直さなきゃならないし、その他にも欠けた器はたくさん。使用時の制約(浸け置き洗い不可、冷蔵庫不可、等)とも相談しながら、気長に少しずつ繕っていきたいと思います。

(byぶらっと)

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