有吉佐和子 ベスト・エッセイ 読了
昨年12月に買って、やっと読み終わりました。(^^;
出かけた時の少しの時間で読んでいると、全然進みません。でも、エッセイなので、読みやすいし話も面白かったので飽きませんでした。
少し前の時代の人が書いたものが読みたいと思っていて、でも小説は気分じゃないと、わがままを言ってたところで出会ったエッセイです。明治・大正まで戻っちゃうと今度は文体が今と違い過ぎて読みづらいと思っていたので丁度良かったです。
書き出しの「女流作家とは?」という話から面白いです。
有吉さんは1931年生まれで、幼少期をインドネシア(旧オランダ領東インド)で過ごされ、大戦前に帰国。その後作家デビューします。大変な時代を生きた方ですが、エッセイにはあまりそのことは出てきません。
一つ印象的だったのは、子供の頃、海外(外国)を見た経験から、「この戦争には負けるだろう」と言ってしまい、先生に殴られたそうです。“一等国で最も優秀な日本人”と習っても、ピンとこなかった自分とそう信じている先生たちとのギャップ。なんとも言い難いものでした。
また「自分は前の人より男女格差が減り、自由に生きられるようになった」とあって、今よりずっと不平等だっただろうと思ってましたが、比較対象の差なのか「よかった」とあるのも印象的でした。
“世代間ギャップ”じゃないけど、今と違う感覚を文章で楽しめました。たまにはエッセイもいいなと思いました。同じシリーズで『高峰秀子ベスト・エッセイ』というのを友人から貰ったので、それも読んでみようと思います。
(byふらっと)
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