モーリス・ユトリロ展
sompo美術館で開催中の『モーリス・ユトリロ展』に行ってきました。WF本申請が終わるまで我慢しましたよ。(笑)
“みんな大好きユトリロ”ですが、さすがに70作品を見るとなると飽きるかと思いましたが、そうでもなかったのが地味に凄いなと。(笑) 風景画ばかりは案外飽きるんですけどね。(^^;
“モンマニーの時代”から『モンマニーの屋根』1906年
構成は3つで、年代順に画風から“モンマニー時代”・“白の時代”・“色彩の時代”になっています。
一番最初の『モンマニーの屋根』が最初期の作品でした。これが不思議と印象がよくて、手前から奥にずっと続く屋根が気持ちの良いリズム感なのかなと思いました。
“白の時代”から『マルカデ通り』1910年
とは言え、やっぱりユトリロと言えば“白の時代”です。
この街並みと奥に消えていく道の構図がユトリロらしい気がします。そして穏やかだけど、どこか現実感のなく、建物にも重さを感じないところにデ・キリコを思い出すのはわたしだけでしょうか?
ユトリロはアルコール依存症の治療のため、室内で絵はがきを見たり、記憶の風景を描いたと言われています。「そうなの?」と思っていましたが、いくつかの作品は絵はがきと一緒に展示されていました。
“色彩の時代”から『ボワシエール・エコールの教会と通り』1935年
“色彩の時代”に入ると画面のすべてにピントが合っているような明瞭な風景と明るい色彩になりました。ちょっと悲しい。orz
それと今まで描いてなかった人物描写が増えました。それもイマイチ好きではないなぁ。(^^;
でも、悪い変化だとも思わないのがユトリロ・マジックかも。
面白い展覧会だったので図録も買う気でいたのですが、写真がどうしても気に入りませんでした。本物に負けるのは当たり前なんだけど、許容できませんでした。orz
絵はがきも同様で(数が少なかったのもあるけど)、1枚だけGETしました。それも本物はもっと明るくて綺麗だよ。(i_i)
絵はがきより大きいサイズのは、ユトリロには珍しい静物画と『マジック・シティー(ポスター?)』です。どちらも“色彩の時代”ですが、好きな絵です。
ユトリロは、この時代としては珍しくセザンヌの影響を受けてないなぁ~と。ピサロやシスレー(印象派)の影響は確かに感じましたが。
画家としてどんなことを思って作品を描き続けたのか気になりますね。(^v^)
(byふらっと)
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