実写映画「秒速5センチメートル」
実写化された「秒速5センチメートル」を観てきました。
原作アニメやノベライズ版を踏襲しつつ、新たな設定を加える事で貴樹君の孤独感が薄まっています。
原作アニメでトラウマになるような感想を抱き、ノベライズ版のラスト数行で少し救われた気持ちになっていました。
今回の実写版で、やっと貴樹君の気持ちの切り替えに安堵できました。
実写版では、大人になってから二人が何度もニアミスするシーンがあり、非常にもどかしく感じます。でも、結末を変更しない以上、再会することに意味はないので仕方がない。
中学の時に雪で電車が大きく遅延する中を栃木まで会いに行くシーンは、アニメでも実車でも一番切なくなるシーンです。
ロケットの打ち上げや太陽光のスターフレアなどはCGだろうとは思いますが、綺麗な映像は印相的です。
原作アニメの映像美も素晴らしかったですが、実写での表現は十数年の進化を感じます。
好き嫌いは分かれると思いますが、個人的には見ておいて良かったと思える作品でした。
この映画の公開を記念して、フジテレビにて原作アニメの「雲の向こう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」を3週連続で地上波放送するそうです。
「言の葉の庭」以外はDVDを持っていますが、なかなか見ることもないので、この機会に見返したいと思います。
「ほしのこえ」も見たいところですが、こちらは放送がないのでDVDを引っ張り出しましょう。
(byぶらっt)
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