お茶碗の金継ぎ~その5
塗りが乾いたので、チェコで購入したマグカップ、スヌーピーのマグ、ミッフィーのお皿は黒漆仕上げ、ニトリのお茶碗ともう一つのお茶碗は弁柄漆仕上げのまま日常使いの食器に復帰しました。
持ち手を本漆で継いだチェコのマグカップは、持ち上げた拍子にポロッと取れないかドキドキしながら使っています。
お茶碗は、食後にお釜に張った水に沈めるのですが、あまり長時間漬けるのも怖いので、食休みもそこそこに洗うようになりました。
九谷のお茶碗、片口、菓子鉢、鉢カバーは金を、急須の蓋は以前の繕いと同じ銀を蒔きました。
余分に乗せた金粉・銀粉を回収し、上摺漆で粉固めまでして乾燥後、乾いたら瑪瑙で磨いて完成です。
金の色の綺麗さにばらつきがあるのはちょっと残念。
一足遅れになっている萩焼の湯飲み、ミッフィーのマグは、気温と湿度の低下で何度やり直しても麦漆が硬化不良になってしまい、今シーズンは諦めました。敬老の日の三連休前までは、高温多湿のサンルームに放置しておくだけで1~2日でしっかり乾燥したのに...。
sakusakuのマグカップ、スヌーピーのマグカップの蓋は塗りまで終わって金・銀の蒔き待ちでしたが、こうも乾かないと最終段階での失敗も避けたいので、このまま来年の夏まで作業は中断とします。
だいぶ繕いも進みましたが、全てを完成できなかったのは残念。
来シーズンまでに補修対象を増やさないように気をつけましょう。
(byぶらっと)
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