「エロマンガ・スタディーズ」読了
書店で表紙を見て、春画から受け継がれる日本の文化として考えると面白そうと手に取りました。
パラパラっとめくってみると、大好きな「かがみ♪あきら=あぽ」さんや、彼が執筆した「漫画ブリッコ」にも言及しているのを認め、何はともあれ購入してしまいました。
ちくま文庫「増補エロマンガ・スタディーズ」(永山薫 著)です。amazonで試し読みやレビューを見るならこちら。
第一部はエロマンガの歴史。
手塚治虫からの流れで大泉サロンの作家さんが現在のBLへ続く作品を厳しい表現規制の下で、山岸凉子さんのベットが軋む音一つですべてを表現した話など、古くからの表現の流れが解説されています。
もちろん、実用目的(笑)に特化したものも多数紹介されています。事例としてはグラビア的な表現や、見開きのコマ割を時系列でなく全てのコマが同時進行している表現など、エロならではの工夫も解説されていて興味深いです。
「漫画ブリッコ」「プチアップルパイ」で萌え文化を確立した大塚英志氏の功績など知っているお話から、まったく知らない作家さんたちの創意工夫まで、様々なことが語られていました。
業界の衰勢なども考察されていて、なかなか興味深い内容でした。
第二部はジャンル別の表現について。
まぁ、参考に引用されたイラストがモロ実用向けだったりして、電車の中で読むにはページを半分隠しながらなど苦労しましたが。
ロリから性的マイノリティーやトランスジェンダー等々、エロマンガにならない題材はないって感じですね。
2004年の単行本から10年後の2014年文庫化にあたり補記された章では、規制強化と電子書籍化の流れが追加されました。
さらに10年経った現在は、専門家の目で見てどうなんでしょう。先日、旧twitter(現X)でこんな話題を見かけました。表現規制に無関心でいると、非実在青少年の過去作品まで単純保持が犯罪にされそうな勢いです。
山田太郎⋈さん、今回の参院選で改選だそう。比例代表は山田太郎さん記名で投票しようかと考えています。
それにしても、何にでも専門家という方がいるものですね。そして、掘り下げて研究するととても面白いレポートになります。
巻末の書籍紹介では、他にもサブカルチャー関連で面白そうな本が掲載されていました。ちょっとずつ手を出したいと思います。
(byぶらっと)
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