映画『八犬伝』
ファーストデー割り引きで「八犬伝」を見てきました。
八犬士の活躍を描いた物語の映像化部分【虚】と、28年にも渡り物語を紡いだ滝沢馬琴の後半生を描いた部分【実】を交互に描いたスピード感のある構成でした。
【実】のパートでは、馬琴の武家へのこだわりや家族との関係が江戸時代の庶民生活と共に描かれています。人間模様が見どころです。頭の固い馬琴と飄々とした葛飾北斎の全く合わなそうで唯一無二なところに「じじぃのイチャイチャがクセになるぅ~。(>▽<)」と萌えました。(笑)
他に馬琴と北斎が歌舞伎を見に行くシーンがあって、その歌舞伎役者が華やかでした。(笑) 映画全体通してなんて豪華な映画なんだろうと思いました。
【虚】のパートは、「八犬伝」の物語としての面白さがストレートに伝わりました。VFXも凄く良かったです。勧善懲悪・気分すっきりな話で、これだけだったら普通のアクション映画になるところですが、作家の想いと相まって、なんとも愛おしさがありました。
ラストではネタバレになるから言えないけど「フランダースの犬を彷彿とさせるなぁ~」と思わず半笑い。いえ、誉め言葉です。(^^*
上映時間149分というとほぼ2時間半という長編で、最初は不安もありましたが、構成の妙で長さを感じません。面白い映画でした。
p.s 私の中で「八犬伝」と言えば、薬師丸ひろ子主演の「里見八犬伝(1983年)」です。「星よ、導きたまえ。」が懐かしい。真田広之も若かった。(^v^)
(byふらっと)
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