« 大宮散歩(2) | トップページ | 拷問と処刑の西洋史 読了 »

2024年11月28日 (木)

切支丹遺跡博物館

名古屋最終日、帰る前に寄ったのが栄国寺です。
帰る前にちょっと観光する場所はないかと探して見つけたのが切支丹遺跡博物館です。キリシタンに関するものは、時代的に関東より関西方面に多いようです。残っている遺跡に興味があったので行ってみました。
Img_1424
踏み絵やマリア観音、隠し持っていたキリスト像、航海に使う羅針盤や古鏡など、「よく残っていたなぁ」と思うものが多数ありました。それはこのお寺の来歴からなんとなく理解できます。
17世紀、この地でキリシタン200名が処刑され、その冥福を祈るために建立されたのが栄国寺のはじまりだそうです。
Img_1434
処刑現場にはキリシタン地蔵が建てられ、今も残っています。
博物館が出来たのは昭和に入ってからのことです。2017年にはキリスト教名古屋教区の司教と住職が共に処刑されたキリシタンのためにミサを行ったりもしたそうです。
Img_6154
歴史的に大変な場所でした。お寺に隣接した幼稚園の園児たちの明るい声が、なんとも重い空気を癒してくれました。
遠藤周作の“男の一生”という小説に栄国寺が登場するそうです。今度その本も読んでみたいと思います。

(byふらっと)

|

« 大宮散歩(2) | トップページ | 拷問と処刑の西洋史 読了 »

コメント

すごいところに行かれたんですね
こんなところが 九州じゃなくて名古屋にあるのがびっくりです

投稿: ねこ | 2024年11月29日 (金) 13時42分

尾張藩はキリシタンに寛容だったようですが、さすがに幕府の締め付けが厳しくなって処刑という結果になってしまったとありました。
九州方面にもそうした悲しい歴史の名残は多そうですね。

投稿: ふらっと | 2024年11月29日 (金) 23時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大宮散歩(2) | トップページ | 拷問と処刑の西洋史 読了 »