田中一村展 奄美の光 魂の絵画
東京都美術館で開催中の『田中一村展 奄美の光 魂の絵画』に行ってきました。
初めて田中一村の名前を知って千葉市美術館の展覧会に行ったのが2021年3月のこと。そこで『アダンの海辺』に度肝抜かれたもんです。(^^;
その生涯も生み出す絵も凄くて、いつか奄美の田中一村記念美術館に行こうと決心していました。...でも、東京に来てくれたらいいなって気持ちも捨てきれなかったけどね。(^^;
記念写真用パネル。『不喰芋と蘇鉄』
そして願いが叶った2024年10月です。\(≧U≦)/
超大回顧展!出品数は300超え!ガッツリ鑑賞して3時間が過ぎました。もう腰も肩もイタイよ。orz
第19回青龍展入選作『白い花』
栃木・東京時代→千葉時代→奄美時代の3部構成で、1時間半を過ぎてもまだ千葉時代と気付いた時は、さすがに体力的な心配をしました。
千葉市美術館で見ていた作品もありますが、ほほ初見です。そしてこの展覧会前に発見されたものなど、初展示作品もいくつかありました。それにも驚きですが、多くの人(支援者?)に描いていたようなので、まだまだ発見されるかもしれません。
千葉時代の作品『黄昏』。西洋画を思わせるような奥行とグラデーション。
10代頃の山水画や羅漢図は好みではありませんが、千葉時代以降の風景画や花鳥図は好きです。唯一の展覧会入選作品となった『白い花』は、画面いっぱいのヤマボウシに清廉さを感じます。
軍鶏や菊花図の襖絵も素晴らしかったし、とても良い状態で保存されていました。
左:旦那さまイチオシ『草花に蝶と蛾』 右:私のイチオシ『枇榔樹の森』
奄美時代は“これぞ田中一村”という作品が多数展示されています。見たかった作品が揃っていて大興奮です。
未完成の作品が2点展示されていて、惜しいと思う気持ちと製作過程が見られた感激で複雑です。(´・ω・`)
『アダンの海辺』はやっぱりいい!と再確認しつつ、『不喰芋(クワズイモ)と蘇鉄』のような濃密な色彩の絵にも驚きました。
「これが日本画!?」と、その構図や色彩に目を奪われます。田中一村が切り開いた境地なのかな。
グッズコーナーも色々魅力的でしたが、図録と絵はがきを購入。横長のは『奄美の海に蘇鉄とアダン』で、旦那さまの推し。下の『尾長』と『ずしの花』は私の推し。花越しに空と阿蘇の山が見える構図が気に入りました。
後期展示も行きたいけど、体力考えるとちょっと...どうしよう。(笑)
(byふらっと)
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