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2024年9月 1日 (日)

映画「きみの色」

一昨日よりロードショー公開された山田尚子監督最新作「きみの色」を観てきました。5月に配役の発表記事を見たときから楽しみにしていました。
監督:山田尚子さん、脚本:吉田玲子さん、音楽:牛尾憲輔さん、キャラクターデザイン:小島崇史さん、そして制作:SCIENCE SARUという、大好きな「平家物語」のスタッフさんが結集している注目作品です。
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公式サイトの開示されている範囲でストーリーを書くと、ミッション系の女子高に通う主人公は、人が色で見えることで周囲と深く交われない。(以前読んだ「檸檬先生」と同じ症状でしょうか。) 同じ学校を卒業した祖母の理想に合わせて優等生を演じることに疲れ、勝手に中退してしまった同級生と古書店で再会し、そこに居合わせた男子高校生と成り行きでバンドを組むことになります。
それぞれが悩みを持ちながらも、オリジナル曲を作って学園祭のライブを盛り上げます。まさに青春です。

楽曲がまた良いのですよ。

この他の曲も劇中バンド“しろねこ堂”の公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。

ミッションスクールということで、聖書の言葉も要所要所で引用されます。とは言っても宗教臭さや押しつけ感はなく、信仰が生活に根ざしている清潔感だけがあります。
色がテーマなだけに作中での色使いはとても綺麗だし、キャラクターの目線の微かな動きが印象的でした。青春映画としては、とても良い作品だと思います。

主役の3人は声優初挑戦の俳優さんです。
公開記念のトーク番組も東宝公式で公開されています。

今時の若い俳優さんは、一昔前と違って初声優でもそれなりにこなしているのがすごいなぁと思います。

少しだけ心配なのが、都下のスクリーンの所為か、始まったばかりのファーストデイの日曜なのにガラガラだったこと。良い作品なのに集客が伸びないなんてことにならないよう祈ります。

一つ困ったことと言えば、学園祭でのライブシーンを思い浮かべて「水金地火木~」と歌い出すと、80年代のアニメの曲になってしまうこと。

これ、記憶を上書きできるかなぁ。

(byぶらっと)

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