TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション展
せっかくの3連休なので気になっていた国立近代美術館で開催中の『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション展』に行ってきました。暑かったけどねぇ~。f(^^;
その昔『トライアローグ展』という3つの美術館が持っている作品を持ち寄った展覧会がありました。それが思いのほか良い展覧会だったので、今回の展覧会も気になっていました。
テーマに合わせて展示品を持ち寄ると言う面白さが結構病みつきになったり。(笑)
左:藤島武二<匂い> 中央:ピエール・ボナール<昼食> 右:シュザンヌ・ヴァラドン<自画像>
上の写真は“女性たちのまなざし”というテーマで並んだ3つの作品です。それぞれの絵をどう見るかは鑑賞者にゆだねられているところが楽しいです。
“加速する都市”というテーマで、昨年の『キュビスム展』では展示の無かったイタリア未来派の絵がありました。ウンベルト・ボッチョーニの<街路の力>です。機械美・スピード・力強い動きが特徴のイタリア未来派なのですが、そこはちょっと分からなかった。f(^^;
“まどろむ頭部”では、ジョルジョ・デ・キリコの<慰めのアンティゴネ>がありました。デ・キリコのシリーズでマネキンみたいな一連の絵はあまり好きではないのですが、これは結構気に入りました。絵葉書が無くて残念です。(i_i)
“人物とコンポジション”では、小倉遊亀の<浴女 その二>が素敵でした。前期の展示<浴女 その一>が見たかったのですが、これも好きです。国立近代美術館所蔵なので、そのうち見れるかなと思っています。(^v^)
テーマ優先のチョイスなので、時代や技法が全然違う絵が並んで、テーマにピンと来ないと取り留めの無い感じがします。
ですが、自分では積極的に見に行かない作品とも出会えたのがとても収穫になりました。国内美術館が協力し合って、面白い企画の展示が増えるといいなと思います。
(byふらっと)
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