ベル・エポック-美しき時代展
山梨ドライブの目的地は、山梨県立美術館です。6/16まで『ベル・エポック-美しき時代展』が開催されています。実はこの展覧会は秋にパナソニック汐留美術館に巡回してくるんですよ。その時に行くつもりだったのですが、山梨まで行ってしまいました。f(^^*
待ちきれなかった理由の一つが絵画だけではなく、その時代の衣装や装飾品、食器や家具などの展示もあったこと。その時代を通して文化や芸術を感じられそうだったからです。
絵画は主にキャバレーのポスターや流行に身を包んだ女性が多かったです。ロートレックが代表的ですが、それ以外の画家の作品が多くありました。
レオネット・カッピエッロ
興味深かったところでは、当時のファッション雑誌のイラストやボードレールの“悪の華”の表紙や挿絵でした。当時ではスキャンダラスな作品に画家がインスパイアされているようでした。社会への不満や不安、華やかさと享楽的なものが入り混じっていました。
絵画で印象的だったのは、トーマス・ジュリオ・レアル・ダ・カマラの《日本のうちわを持つ女性》。なんか...漫画チックです。(笑)
アンリ・ソムの《ムーラン・ルージュの前に佇む女性》が一番気に入った作品かな。
レオネット・カッピエッロの《イヴェット・ギルベールとフランシスク・サルセー「下着の洗濯は自身の家でなさった方がよろしくってよ!》(上の写真)は、見た瞬間に「宮〇駿がいる!」と笑ってしまった絵です。
ベル・エポック-美しき時代-という括りが面白い展覧会でした。その分「もっと!あれも、これもあればいいのに」と思ってしまうところもありました。こういった展覧会がまた開催されたらいいなと思います。
(byふらっと)
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