源氏物語-THE TALE OF GENJI-展
本日から東京富士美術館で開催の『源氏物語-THE TALE OF GENJI-展』に行ってきました。
今年初めの展覧会は雅なスタートです。(^^;
今年の大河ドラマ“光る君へ”の主人公が源氏物語を書いた紫式部。これは注目の展覧会と思って行ってきました。
そして初日ということもあり、会場はにぎわっていました。東京富士美術館では珍しい・・・と言っては失礼か。f(^^;
会場入り口には御簾の中に十二単の女性が二人。御簾の下から重ね色目を見せて、その美しさを競っていた当時を思わせる展示でした。素敵!(*゚д゚*)
大河ではあるべき御簾や几帳が無くて、直接顔を見て話したりするのに違和感があります。(--; テレビ的には仕方ないと思うけど、恋の駆け引き感とか御簾越しのワクドキ感が無さ過ぎて、ちょっとがっかりもします。
さて、展示の方は“ALL源氏物語!”です。(笑) 一番多いのはあらすじに合わせた場面の絵でした。
改めて源氏物語を思い出しながら、着色画や白描画を鑑賞しました。多くは17世紀の江戸初期の作品で、土佐派が中心でした。中には岩佐又兵衛や尾形光琳もあります。岩佐又兵衛の【須磨】に惚れちゃいました。(*^v^*) 絵はがきが無くて残念です。
近代になると浮世絵的なものも出てきます。わたし的には上村松園の紫式部図が好きですが、後の新訳本、谷崎潤一郎や与謝野晶子の挿絵もいいなと思いました。
現代では田辺聖子や大和和紀【あさきゆめみし】もありました。長く愛されている物語なのだと実感しました。
よく考えると内容はかなりドロドロだけどね。f(^^;
源氏物語の世界を堪能した展覧会でした。
(byふらっと)
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