大正・昭和初期の東京風景 織田一麿を中心に展
『版画家たちの世界旅行展』と一緒にやっていた『大正・昭和初期の東京風景 織田一麿を中心に展』も見てきました。
初めて名前を知る織田一麿。明治期から昭和にかけて、主に石版画を制作していた版画家のようです。代表作に今回見た“東京風景”や“大阪風景”があるそうです。大阪の方も気になります。
左:『画集銀座』 シネマ銀座 右:東京風景 十二階
関東大震災で倒壊する浅草十二階(凌雲閣)の版画もありました。
この建物が凄く好き。デザインがいいし、バベルの塔を思わせるのです。かなり低いバベルの塔。(笑)
『画集銀座』 銀ブラ
織田一麿の版画は木版と違って当時のスケッチを見るようなリアルさがありました。川瀬巴水も少し展示されていました。やっぱり巴水の風景画はいいなぁ~と思うけど、一麿のリアルさも好きです。
『画集銀座』 銀座千疋屋
“銀ブラ”や“銀座千疋屋”などの街角を描いた作品もいいのですが、映画館の中を描いた“シネマ銀座”や店の中の“酒場バッカス”など建物の中を描いているのが珍しくて気に入りました。
数は多くありませんが、良作揃いの特別展示でした。気に入ったのが絵ハガキになくて、それだけが残念でした。(i_i)
(byふらっと)
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