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2023年6月14日 (水)

木島櫻谷-山水夢中展

泉屋博古館・東京で開催中の『木島櫻谷-山水夢中展』に行ってきました。去年くらいから個人的に注目している日本画家です。
大々的に回顧展とかして欲しいけど、東京では無理なのかな。(--; 去年、京都ではやってたと思うんだけど。そう簡単には行けない。orz
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ずっと見たかったのが《寒月》(写真↓の竹林と狐の屏風)です。
夏目漱石に「写真屋の背景みたいだ」と酷評されたそうです。キツイわぁ~。(^^;
今までの屏風とは一線を画す作品だと思うので、そこが受け入れられなかったのかもしれません。西洋画の技法も取り入れた奥行感やモノトーンの色調とマットな質感。驚きはあったと思います。《寒月》の下の《駅路之春》の華やかさと比べると尚更ですね。
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私の中では木島櫻谷は、“動物が上手な日本画家”なのですが、この展覧会は、ほぼ風景画です。大量の写生帖を残し、その中から構図を吟味して作品を描いていたようです。
木島は、筆が速く同行者より早く描き終わって、そんな仲間の写生風景まで残していました。そういう何気ない絵が、写生旅行の楽しさを今に伝えていました。
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念願の《寒月》が見られて感激ですが、もっとたくさんの作品を見られる機会が来るといいなと思っています。

(byふらっと)

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