フランス絵画史 読了
5年かけて『フランス絵画史』が読み終わりました。(^^; いや、本当に5年かけたわけじゃないけどね。
プーシキン美術館展に行った時「せめて印象派前後くらいの画家は、分かってないとダメだな」と買いました。しか~し、いつでも読めると思うと読まないものです。(^^;
結局1年位前に読み始め、それも電車で出かける時だけという読書スタイルだったので、引きこもりはまったく進みませんでした。(笑)
やっと読み終わりました。実際は展覧会やyoutubeで知った情報の確認や補完のようになってしまいました。ある意味読みやすくなってラッキーだったかも。
芸術愛好者のフランソワ1世がダ・ヴィンチを呼び寄せたり、イタリアから芸術家を招いて宮殿装飾などをさせたことからフランス絵画史がスタートしました。だからフランスにはダ・ヴィンチの作品が多くあるようです。
それでもやっぱり「目指せイタリア!」という感じで、フランス独自の発展を感じたのはロココ以降でした。教会の力が弱まり、絶対王政・宮廷文化の華やかさのおかげ...ね。ちょっと浮ついた絵が目につきますが、それもまたよし。(笑)
フランス革命後、共和制と王政・帝政を行ったり来たりしている中、産業革命で世の中が様変わりします。
絵画も主題や技法がガラリと変わりました。今ではみんな大好きな印象派も、当初は低評価で苦しんでいました。それでも主義・主張を変えず自己のスタイルを貫き通しました。今の熱狂を画家に教えてあげたいね。(^^;
本では19世紀末までが書かれています。この先はキュビズムや抽象主義へと進みます。わたし的には丁度いいところで終わってくれました。(^^; 現代絵画は苦手っす。
こうして読んでみると歴史と絵画は切っても切れない関係だとわかります。歴史の勉強もしないとね~。f(^^;
絵画鑑賞を続けたおかげで本が面白く読めたし、知らない画家の名前もたくさんあったのでいつか絵が見られたらいいなと思っています。こんな感じでイギリス絵画史もあればいいのになぁ~。
(byふらっと)
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