ヨハネパウロ2世美術館展
郡山への小旅行の目的は、郡山市立美術館で開催中の『ヨハネ・パウロ2世美術館展』を見に行くためでした。いつ行くか悩んでいたところ、3/11に宮下規久朗氏の講演があると知り、それに合わせていくことにしました。事前予約不要で受講できるなんて、こんな機会はめったにありません。(><)
さて、郡山駅からバスで行きますが、それが1時間に1本という本数。郡山から磐梯熱海駅へ行く電車も1時間に1本だったなぁ。orz これが公共交通機関移動の試練ですね。(^^; 1本逃したら1時間単位で後ろにズレる・・・。orz 周遊旅行じゃないのでいいですけどね。(笑)
バスで移動すること15分程度かな。街中から郊外へ来た感じ。敷地が広く美術館も立派でした。この企画展が開館30年記念らしいので、なかなか歴史ある美術館です。
ヨハネ・パウロ2世といえば私たちの世代ではローマ教皇の代名詞的存在でした。美術館にその名を冠していますが、収集された絵画とは関係ないです。絵画はボルチェンスキー夫妻というポーランドの化学者とその妻の収集品でした。(^^;
展覧会では1.母と子(聖母子)、2.神話と伝説、3.肖像画という章立てで、女性がどのように表現されていたかを見ることが出来ました。
時代的には15世紀から19世紀でイタリア、フランス、オランダ、ドイツの有名な画家とその工房の作品が展示されていました。西洋絵画の歴史をずら~っと眺めることができます。
なかなか見ることができない時代の絵画を鑑賞できました。
そして講演会『聖母と母性の美術史』を聴講。
宮下氏の本は何冊か読んだことがあります。西洋絵画を漠然と見るだけじゃなく、持物の意味や画家の人生などいろいろな見方や楽しみ方を知るきっかけになった方です。講演を受けられて感動!
テーマが聖母や母性なので、少々面白みに欠けるかと不安になりましたが、全然そんなことはありませんでした。というか、その奥深さに興味がわきました。退屈なんてしない内容とマシンガントークであっという間の1時間半でした。
講演のもとになった著書『聖母の美術全史』はいずれ買って読もうと思います。講演会でサイン本でも売ってくれればいいのに・・・。
充実の展覧会でした。郡山まで行った甲斐がありました。(^-^)
(byふらっと)
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