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2022年12月23日 (金)

パリ・オペラ座-響き合う芸術の殿堂展

東京駅近くの展覧会で気になっていたもう一つの展覧会にも行ってきました。アーティゾン美術館で開催中の『パリ・オペラ座-響き合う芸術の殿堂展』です。
軽い気持ちで行ったのが失敗。(><) 内容の濃い展覧会でした。
展示数250あまりも凄いのですが、それらに説明があるので読むだけでも大変です。17世紀から20世紀に渡り、歌劇の知識・演目・歴史やオペラ座の建物の歴史や装飾についてびっしり学べる展覧会です。
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オペラ座の設計図からはじまり、装飾のための彫刻やブロンズ像もあります。当時の人気ダンサーが演目の衣装を着た絵(下の写真)やモーツアルトやロッシーニなどの直筆の楽譜もあります。
面白ところではルイ14世がオペラ座で踊った時のスケッチもありました。「王様、なにやってんの?」とか思って笑えた。
これは資料?浮世絵のようにファンに売ったのかな?
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多くは衣装や舞台美術のイラストなので、さら~っと見てしまうのですが、フランソワ・ブーシェやウジェーヌ・ドラクロワなどの有名画家のデザインもあり、興味深いものでした。
マネの『オペラ座の仮面舞踏会』
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19世紀になるとドガやマネが劇場の中を描いた絵が登場します。
ドガの独壇場(笑)・・・と思いきや、同じようなシチュエーションの絵を多くの画家が描いているので見比べるのが楽しかったです。
廃墟画で有名なユベール・ロベールや新古典主義のアレクサンドル・カバネル、聞いたことがあるけど思い出せないオノレ・ドーミエ、ジャン・ベローなどが見られたのは儲けもの。(^m^;
藤田博嗣『オペラ座の夢(魅せられた河より)』。この絵が素敵。
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20世紀に入ると衣装など前衛的になって来て、森英恵や高田賢三など日本人も登場します。面白いところではデ・キリコの衣装デザインとか。
本当に内容が濃くて、理解しきれない&見きれないところが悔しかったです。orz 腰痛と空腹に負けて帰宅しました。(笑)

絵ハガキがあれば欲しい絵がいくつかあったのですが、残念ながら企画展のはありませんでした。ちょっとショック。(´・ω・`)
出る前にさらっと常設展を見て、いいなと思った3枚を買って来ました。前回見た時は発色が悪いと思って買わなかった藤島武二を2枚とベルト・モリゾです。このモリゾも発色が良くないけど仕方ないかと。f(^^;
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アーティゾン美術館所蔵の印象派の絵は、秀作揃いだぁと改めて思いました。常設展だけでもまたゆっくり鑑賞したいですね。

(byふらっと)

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