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2022年10月26日 (水)

日本の中のマネ展

練馬区立美術館で開催中の『日本の中のマネ展』に行ってきました。練馬区立美術館は、初めてですがドアツードアで約1時間と、思いの外近くてビックリしました。
西武池袋線中村橋駅から徒歩3分。駅から近くてイイ!
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美術館は“練馬区立美術の森緑地”の中にあって、緑地内には彫像が10以上あります。動物や昆虫、身体と足が練馬大根の形をした馬“ネリマーマ”など、一つずつ見て歩くと楽しいです。
分かる?正面看板の裏には大きな熊が!横から見るとはっきり分かる。
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子供達が楽しそうに遊んでいて、ご近所の憩いの場になっているんだなぁと感じました。(^v^) 
カラフルなキリンが可愛い!
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さて、お目当ての美術館です。下の写真の階段を上がった先に入り口がありました。今回はここで『日本の中のマネ展』を観ました。
マネは最近お気に入りの画家です。日本では印象派のリーダーのように思われていますが、絵を見ていくと全然印象派ではありません。それでいてい古典絵画でもなくて、その不思議さが気になります。
棒の上にはトンボです。
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展覧会は、<第1章クールベと印象派のはざまで><第2章日本所在のマネ作品><第3章日本におけるマネ受容><第4章現代のマネ解釈-森村泰昌と福田美蘭->という章立てになっています。
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1・2章は、点数は多くありませんが満足いく内容でした。クールベやモネ、シスレーなどの作品を観ることが出来ます。わたし的にメアリー・カサットが嬉しかったのと、ドガの<“ルキアノスの娼婦たちの無言劇”の為の挿絵>がイチ押し!でした。
マネの作品も良かったですが、ほとんどエッチングだったのが残念。(^^; 日本にある12点のマネのうち5点見られたと言うことは、凄いとなんでしょうけどね。
左はマネの“猫と花<シャンフルーリ著『猫』のための挿絵”。ちょっと日本の浮世絵チック。右は福田美蘭“一富士二鷹三茄子”。ポストカードに修正液で書いた年賀状だそうです。ちょっと面白かった。
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3章の「マネに影響を受けた作品」というのは、若干疑問が残ります。石井柏亭“草上の小憩”は、如何にもマネの“草上の昼食”ですが、それ以外はマネと言うよりアングルや他の画家の影響じゃない?という気もします。
国会図書館や森鴎外記念館から当時のマネについて言及している資料の展示も良かったのですが、読み切れるわけではないので鑑賞するにはキツかったです。
気になったのが展示品一つ一つの説明文が長くて、全部は読み切れませんでした。読むのに疲れて作品の鑑賞が出来なくなります。

4章は正直素通りしました。(^^; 森村泰昌氏の作品はちょっと...。わたし的にNGです。福田美蘭氏の作品は面白かったですが、感想は“ゼレンスキー大統領”で全部吹っ飛びました。(笑)

面白い企画展だと思いましたが、鑑賞して終わりと言うより宿題を貰って帰ってきたような気がする展覧会でした。

(byふらっと)

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