シダネルとマルタン展
リニューアル後、初めてのsompo美術館に行ってきました。今は『シダネルとマルタン展』が開催中です。行くかどうしようか迷ったんですけど、新宿なら近いのでサクッと行ってきました。
前より展示スパースが減った?常設展示が“ひまわり”だけでした。
シダネルは印象派の展覧会でいくつか作品を見ていました。名前をまだ知らなかった時、「好きだな」って思った作品がシダネルだったことが何度かありました。きっと自分の好みに合う画家なのだろうと。マルタンは今回初めて知りました。
どちらも19世紀後半から20世紀のフランス人画家で、後期印象派、抽象主義、ナビ派、フォービズムなどなど、絵画が多様化し始めた時代です。
そんな中では、点描画のスーラやシニャックを思わせますが、光や空気感にそれぞれの個性を感じました。
左:マルタン、右:シダネル
マルタンは好きかと言われると微妙なのですが、展覧会では写真で紹介されていましたがフランスで装飾壁画の仕事を多くしていて、点描画が大きな壁画に向いているなと感じました。点描画は近くで見るより遠くから見るといいですから。
それ以外はちょっと...。(^^; 特に人物画で目を描かないのが好きじゃない。あれはどうみても『鬼灯の冷徹』に出てくる猫好好(マオハオハオ)にしか見えない。orz
マルタン“二番草”。装飾壁画もこんな感じ。大画面で見るといい。d(^^)
シダネルは好きなんですけど、「どれもいい!」と言うにはイマイチでした。いろんな画家と並ぶとキラリと個性が光るように思うんですが、個展になると「どれも似た感じ?」ってなってしまいます。いくつかは気に入りましたけど。(^^;
絵ハガキ。シダネル(左と右上)2枚とマルタン(右下)1枚。
なにか叙情詩的というか、物語を感じさせる雰囲気のいい絵が多かったです。フランスでも再評価されつつあるというので、また違う作品にも出会えるかな。
(byふらっと)
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