« SUBARU×金曜ロードショー | トップページ | ノベライズ「アイの歌声を聴かせて」 »

2022年3月22日 (火)

THE HEROES 刀剣×浮世絵展

今週末まで開催の『THE HEROES 刀剣×浮世絵展』に行ってきました。久しぶりの森アーツセンターギャラリーです。(^v^) 刀剣が来るので、“刀剣乱舞”な乙女達が大挙して来るかと構えていたのですが、ゲームとコラボがなかった所為か思ったより静かな展覧会でした。(笑)
Cimg0606
今回はボストン美術館から刀と武者絵の浮世絵が里帰りしました。幕末から明治初期に多くの日本美術品が外国に流出しました。それは今となっては愚かなことですが、当時はその価値観を持てなかったので仕方のない部分もあると思います。破壊されたり焼却されなかっただけ、良しとしたいところです。(i_i)
歌川国芳。悪霊に挑む平清盛。稲妻のような線がカッコイイ。
Cimg0521_x
武者絵ばかりをこんなに見るのは初めてです。「日本の武者絵って、改めて言われるとなんだろう?」と考えてしまいますが、タイトルを見るとなるほどと思います。
神代の時代なら“スサノオノミコトと八岐大蛇”だったり、平安時代なら“金太郎(坂田金時)”、その後“源平合戦”、“川中島の合戦”と戦乱の名勝負が並びました。
源義経に襲いかかる平家の怨霊。怨霊と平家蟹がいい!
Cimg0547_x
武者絵も歌川広重にかかると風景の方に目が行く。(笑)
Cimg0559_x
平和な江戸期は“里見八犬伝”などの読み物のヒーローになりました。武者絵は歴史画から空想のヒーロー絵に変わっていったんですね。
なかなか絵の中のヒーロー達を「カッコイイ(*^o^*)」という目で見ることは出来ませんでしたが、今のマンガ(ジャンプとか)のヒーローと思うと、当時の人々が熱狂して浮世絵を買っていたのも理解できます。(^^;
唯一買った絵ハガキ。月岡芳年。展示で一番静かな武者絵だと思う。
Cimg0607
美人画や役者絵のような華麗さや美しさはありませんが、勇壮な絵もストーリーが分かる物は理解しやすいです。
浮世絵の事ばかり書きましたが、刀の鍔の細工が繊細で綺麗でした。戦で使う実用品でありながら、最初から鑑賞するための美術品のようでした。刀剣も素晴らしかったのですが、どう鑑賞すればいいか分からず、なんとなく見て終わってしまった。f(^^;

他の日本美術品もボストンから里帰りして欲しいですね。

(byふらっと)

|

« SUBARU×金曜ロードショー | トップページ | ノベライズ「アイの歌声を聴かせて」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« SUBARU×金曜ロードショー | トップページ | ノベライズ「アイの歌声を聴かせて」 »