初めての“アーティゾン美術館”
こちらは『旧ブリヂストン美術館』です。ビルの建て替えで長期休館になり『アーティゾン美術館』として生まれ変わりました。『ブリヂストン美術館』の時には一回も行ったことがありませんけどね。(^^;
今回は美術館が蒐集してきた作品の軌跡を辿るという『はじまりから、いま。』という展覧会です。
蒐集の幅は広く、古代遺跡から焼き物、絵画は日本、海外と多種多様です。絵巻物もあれば印象派もあり、現代作家の作品もあります。
自分の趣味に合うか合わないかで、作品に前に立つ時間が変わってしまいました。現代作家さんは遠目にスルーしたのもある。(^^;
展示品は写真撮影可だったので、いくつか撮ってきました。
最初に藤島武二の2作品。左『東洋振り』右『黒扇』です。日本の洋画家の中では好きな方なので、ついつい気になってしまします。絵ハガキを買おうかと思ったのですが、色が実物より暗くイマイチだったので止めました。写真に納めたので良しとしよう。日本にある作品ならまた見ることもあるだろうし。(^v^)
ヴァシリー・カンディンスキーの初期作品と円熟期の作品を並んで見られるというのがいいです。フォービズムを思わせる色彩と平面な画面。まだ家や木がちゃんと分かる。(笑) その後に抽象画になって行くのですが、その色彩とセンスはさすがだと思います。
抽象画と言えばモンドリアン!そんな彼も最初はゴッホやスーラに刺激されて、点描作品を描いていたんですね。このタイトルが『砂丘』です。厳しいなぁ~。(^^;
エドゥアール・マネを挟んで女の戦い。マネを慕って弟子になりたがったモリゾですが、マネは弟子を取らないって言うから諦めたのに。orz あっさりエヴァは弟子になる。(`A´) ポッチャリ好きだったマネは、エヴァのポッチャリに負けた・・・のか。(^^;
19世紀後半から20世紀初頭の西洋絵画が、いい感じに揃ってます。見ていて楽しかったです。ゴッホがパリに来た年のモンマルトルの絵はまだ色彩が暗めです。これからドンドン明るくなっていくんですよね。
ルオーはあまり好きじゃないんだけど、この絵は気に入りました。そんな出会いもある。(^-^)
左が黒田清輝の『針仕事』、右が藤田博嗣の『猫のいる静物』。この2つも今回いいなと思った作品です。日本人画家の作品は結構沢山あって、「それらも・・・」とも思ったのですが、岸田劉生とかやっぱりダメそう。まだその高みに到達しません。f(^^;
今後のアーティゾン美術館の展覧会も注目していこうと思います。
(byふらっと)
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