« 台湾仲間の贈り物 | トップページ | 庵野秀明展 »

2021年11月24日 (水)

画集『島成園と浪華の女性画家』

図書館で借りた画集『島成園と浪華の女性画家』です。“あやしい絵展”や“コレクター福富太郎展”で知った島成園が気になって借りました。
大判の画集。当時2800円。現在1万円近いプレ値です。(^^;
Img_5612
大阪から彗星の如く現れた島成園ですが、その画業はそれほど長くありません。結婚を機に筆を置くことが多くなりました。夫は銀行家で、海外も含めて転勤が多かったそうです。旦那さまは画業に理解があって描くことに反対はなかったようですが、それでも集中して取り組むことは難しかったのだと思います。
当時の新聞記事。名だたる画家の面白イラスト!
Img_5614
結婚後の絵を見ると、素人目にも気の抜けた感じが分かりました。結婚を父と兄が決めて来て、それから相手に会っているところが時代だなぁって感じました。。(^^;
集合写真も気になるが、当時の着物が気になる。素敵!(^^*
Img_5615
女性画家として自立するのが難しい時代で、その苦悩も少しですが書いてありました。画集なので、それほど文章はありません。なので、そういった内容の本も読んでみたいですね。
男が描く女もいいが、女が描く男もいいぞ!フェチが溢れてるんだ!
Img_5613
集合写真の皆さんが美人画家なんですけど、成園が描いた本の挿絵の男性が秀逸なんですよ。今なら男女を問わない美人画は多いですけど、この時代からそっち方向を頑張って欲しかった。orz
私はこのイラストに打ち抜かれてますよ。(笑) 絶対需要はあったと思うなぁ~。

画集も良いですが、やっぱり本物が見たいです。また、展覧会で会えたらいいな。(^v^)

(byふらっと)

|

« 台湾仲間の贈り物 | トップページ | 庵野秀明展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 台湾仲間の贈り物 | トップページ | 庵野秀明展 »