日本は外国人にどう見られていたか 読了
軽い読み物です。図書館で借りようと思っていたら、kindleで無料だったので読んでみました。借りる手間が省けてラッキー!v(^o^)v
表紙の写真がいい感じだったので、中にもそこそこ写真があるかと思ったら、それほど無くてガッカリ。
いや、勝手に期待したんだから、しょうがないけど。(^^;
来日した誰か一人の記録ではなく、テーマごとにそれぞれどんな感想を持っていたかを集めた本です。
多くは幕末から明治期に訪れた外交官やお雇い外人ですが、たまにフランシスコ・ザビエルみたいな古い人もいます。
この手の話をちょっとでも知っている人なら、あまり目新しさはないと思います。日本の四季は美しい、日本人は礼儀正しく親切、きれい好きで風呂好き、などなど。登場人物が多いので、掘り下げたところもありません。
目新しい所は、女性の衣装の比較とか日本の犯罪率の低さについてとか。日本は刑罰が重いので、犯罪が見合わない話などは興味深かったです。昔見た時代劇のように、毎日のように殺人事件は起きていないようです。(笑)
日本の刑罰は残酷(打ち首、獄門など)だとありますが、ヨーロッパの方もえげつないと思うのだが...。それは中世の話で、19世紀は違ったのかな。(^^;
それと概ね評判の良い日本ですが、料理と音楽は全滅でした。(笑)
肉と乳製品がないのか耐えられなかったのもあるけど、兎に角量が少ない。子供のままごとというのが、大半の意見でした。
そして音楽は調子はずれで逃げ出したいとありました。(笑) 現代でもちょっと前まで日本の音楽はダサイって言われていると聞きました。民族のアイデンティティや生活習慣に近い部分は、忌避されるところも分かります。
さらりと読むにはいいですが、やっぱり誰かの旅行記の方が断然面白いと思いました。
(byふらっと)
| 固定リンク
コメント