『やばい文豪』読了
読了・・・って程じゃない、軽い本です。(笑)
明治から昭和の文豪。今では芥川賞や直木賞に名を冠し、日本人初のノーベル文学賞を受賞するなど、名誉や栄誉を体現しているように感じます。
・・・がっ! 本人達はとんでもなく“やばい”やつらばかり。そんなトピックを集めた本です。(^^;
ゲーム画面が芥川龍之介です。本の表紙にもいますね。(^v^)
丁度DMMゲームの『文豪とアルケミスト(文豪を集めて文学(本)を抹消しようとする敵を倒す)』というゲームをしているので、読んだことのない文豪に興味を持っていたので、買ってみました。
ゲームでは文豪が喋りますが、“お金に困っている”、“お酒が好き”、“精神的に危ない”台詞が多いのが気になっていました。さすがに“女性関係がやばい”部分は、ゲームの性質上使えなかったみたいですね。(笑)
みんな大好き“無頼派”。全員本で取り上げられている“やばい”人です。
借金・不倫・自殺・ヒロポン(麻薬)中毒・人には言えない性癖(全部小説に書いてますけど)が、次々語られます。眉をひそめるような内容のはずが、軽妙な文章なので失笑程度になってます。一人だけ谷崎潤一郎の「小田原事件」は気分が悪いけど。
“無頼派”の対極“白樺派”のメンバー。理想と清廉はお坊ちゃまの証?
明治維新後に欧米の文学に影響を受けつつ、日本人独自の文学を生み出す苦しみと性癖(?)の狭間で、数々の名作が生まれたんですね。(^^; その功績の前には、個人のアレコレなんて、私は気にしません。(笑)
反って、その人の人生から作品に興味が出ました。ただ文体が...ねぇ...昔の本は面倒で。(^^; 短そうなのから読んでみようかな。
(byふらっと)
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