『日本画とは何だったのか』読了
「日本画の定義ってなんだろう」と、ふと思いました。「洋画に対して使うなら画材?技法?」それもちょっと違うような。「日本っぽい絵?」それって曖昧過ぎ。(笑)
そんな疑問から読んでみたくなった本です。
amazonで売ってなかったの(正確には中古プレ値)で、図書館で借りました。
読み始めは「とんでも論文か!」と思うほど、予想と違うスタートで焦りましたが、すぐに面白くなって夢中になりました。
絵画鑑賞では、ちょくちょくその時代背景や個人の思想的なものを感じます。絵だけでなく、その背景を知るとまた楽しくなります。そういった視点で、画家とその代表作の解説が江戸後期から昭和初期までびっしり書かれた本です。
本は返却しちゃうので、メモを取りながら読んでました。(笑)
面白い!面白い!東京美術学校や日本美術協会の成り立ちやその後の流れを見ると、時代に翻弄されているのがよく分かります。画家の苦悩なども。
難しい用語も多く“六法”を知らないと「画家に必要な経営位置」が画面構成のこととは思いませんよ。(^^; 「画家ってお金のこともしっかりしてないとダメってこと!」とボケてみたり。(笑)
読んでる間は、wikiとお友達。(笑) ちょっとしたメモのつもりがA4で6枚になりました。orz 後から見ても思い出せるかな・・・って言うか、汚くて読めないかも。
読んでいて興味が湧いた画家もいるので、今度その人の美術館に行ってみたいと思います。
ちなみに、最初の疑問「日本画の定義」について、良いサイトを見つけました。興味がありましたら是非。(笑) この本でも同じようなことが書いてありました。
(byふらっと)
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