馬込文士村ガイドブック
川瀬巴水の展示を見た後、常設展も見学してきました。その中に『馬込文士村』というコーナーがありました。
『馬込文士村』とは、明治後期から戦前まで(最盛期は関東大震災後~昭和初期)に旧馬込村を中心に周囲に居を構えた文士・芸術家が多くいたことからその名が付いたそうです。
なぜそうした人々が住む場所に選んだのかは定かではないそうです。しかし、尾崎士郎・宇野千代を中心に文人が多く集まったのは確からしい。暮らした時期や長さはまちまちだし交流の有無も定かではありませんが、確かに40人以上の人がこれほど近くに住んでいたのには理由があったのかも知れません。
それが気になったので、大田区がまとめたガイドブックを買いました。ノリとしてはコミティアで薄い本を買う感覚。(笑) 1冊200円とか安すぎでしょ。Σr(‘Д‘n)
懐かしい宇野千代さん。私がテレビで見たのはもう80歳を過ぎていたというのか...。Σ(`0´*)
千代さんが住んでいた頃がとにかく凄い。川端康成・萩原朔太郎・室生犀星・三好達治・広津和郎などなど。これはもう集まってきた感がありますね。(^^;
赤毛のアンの翻訳で有名な方。大正8年には新井宿で暮らし始めています。宇野千代さんとも交流があったとか。自宅は2015年まで“赤毛のアン記念館”となっていたようですが、閉館後はどうなったのでしょうね?
馬込はもちろん川瀬巴水も住んでいました。巴水以外の芸術家にも驚きです。
日本画家で有名な川端龍子も明治から住んでました。現在、自身が設計した美術館があるので、落ち着いたら行きたいです。龍子(りゅうし)を女性画家と思い(りゅうこ)と読んでいたのはナイショです。(笑)
日本橋三越本店<中央ホール>の天女(まごころ)像は、むか~し見たことがあります。最近はテレビで除幕式の時の映像を見ました。「この人も住んでたんだ~」という驚き。
他にも北原白秋、山本周五郎などなど、有名人がワンサカです。
榊山潤(小説家ですが知りませんでした)も山王に住んでいて、当時のことを書いた『馬込文士村』という本が展示してありました。ちょっと読んでみたくなりました。(^^;
コロナが落ち着いたらガイドブックにある散策マップを片手に歩いてみたいです。
(byふらっと)
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