「田舎のポルシェ」読了
JETさんがblogで紹介していたレビューを読んで、表紙画像を見て、興味を持った小説です。
敢えて突っ込むなら「田舎のポルシェ」じゃなくて「農道のポルシェ」なんですけどね。スバル好きにはお馴染みのこの呼び名にも、賛否があるようです。そして、JETさんは軽トラの理想的なレイアウトはRRというわけじゃないし、「RRだからポルシェ」という短絡思考はお気に召さないとか。(^^;) そういわれると、それも一理あります。が、私としては、JA(旧:農協)のJAサンバー(営農サンバー)を農道のポルシェと呼ぶのもありだと思っています。これとかこれとかね。あぜ道での走りなら、きっとポルシェにも負けないでしょう。(^-^)v
さて、肝心のお話ですが、車はあくまでも脇役です。3つの短編に登場するそれぞれの車ならではの人間ドラマが展開されます。
特に車種や年式が特定されているわけでなく、この車に乗る人ならこんなストーリーが似合いそうという感じ。車の活躍を期待して読むと肩すかしですが、小説好きの私としては車をきっかけに面白いお話が読めたという感想です。
誰にでもお勧めできる本ではありませんが、車に寄り添う人のストーリーでほっこりしたいなら読んでみても損はないかも。文庫化されていないので、高いしかさばるので、図書館とかで見つけるくらいがちょうど良いのでは?
(byぶらっと)
| 固定リンク
コメント
JAサンバーは縁が無かったですが
赤帽サンバーは良く見ました
赤帽サンバーでお話しできないかなぁ?
投稿: ねこ | 2021年6月17日 (木) 13時07分
長い間同じ名前の車で、同じレイアウトでを改良し続けて、作っていたという点ではポルシェ911と同じかな。
確かにサンバーでないと入れない農道ってのはあります。
傾けたエンジンとか、フレームの中を吸気が通ることで錆を拾うとか、ヒーターのクーラントホースからエアが抜けにくいとか、欠点もあるんですが、個性的な車でしたね。
是非、一度乗ってみて、ほかの軽トラックと乗り比べてみてくださいな。
投稿: がっちゃん | 2021年6月17日 (木) 15時37分
>ねこさん
赤帽サンバーは街に沢山いますが、JAサンバーは農村に行かないと会えないのでレアですよね。
しかし、最近は赤帽もハイゼットに置き換わりつつアリ、ちょっと寂しいです。富士重工業製の赤帽が健在なうちに、ぜひお話を~!
>がっちゃん
「同じレイアウトで改良し続けて」というのは、素敵な表現ですね。これから能動のスバルを語るときには、引用させていただきます。
利点も欠点も体験したかったのですが、今ではプレミア価格になってますから難しいです。とはいえ、本当に絶滅する前には乗っておきたいです。
投稿: ぶらっと | 2021年6月17日 (木) 23時33分
最終型は清水さんがトラックのスーバーチャージャー、秋田の知人が箱型トランスポーターのNAを持っています。ぬりさんのところにもあります。
あと山口県にもお持ちの方がいますね。
コロナが落ち着いたら、遊びに行くのもよいかなと。
少し前に知人が欲しいというのであちこち中古車屋で試乗しましたが、箱型とトラックではずいぶん乗り味が違いますし、最終のTT/TV型とその前のKS/KV型もかなり乗り味が違います。
面白いものです
投稿: がっちゃん | 2021年6月18日 (金) 08時44分
けっこうサンバーをお持ちの方がいらっしゃいますね。
年式によって乗り味が変わるのも、改良の証でしょうか。
いつかは乗ってみたいです。
投稿: ぶらっと | 2021年6月19日 (土) 01時13分