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2021年3月10日 (水)

日本のゴーギャン 田中一村伝

先日の『田中一村展』で買ってきた2冊の本が読み終わりました。その1冊『日本のゴーギャン 田中一村伝』がとても面白かったです。
貧しく苦労し、画壇に認められず個展を開くことを夢見て終わった人の生涯を“面白い”っていう表現は良くないのですが、本当に凄くって私の貧しいボキャブラリーでは上手く言えません。(^^;
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ざっくりとその人生は先のblogで書きましたが、それを家族や支援者の言葉、残された手紙から、さらに細かく書いている本です。
神童と呼ばれた子どもの頃や東京美術学校を中退したときの話は不明瞭なところもありますが、奄美での生活は当時を知る人が存命中だったので詳しく書かれています。それがまた昭和50年代と言うことで、私もすでに生まれてるので、あの頃の雰囲気が分かって読んでいて楽しいです。
「パンのために絵は描かない」と言いながら、色紙を描いて売ったりもする。お祝いやお礼に描いてはプレゼントしちゃう。絵を描きたいのに、生活のため農作業ばかりしている。・・・なんて言うか、不器用な人です。「もっと上手く世渡り出来なかったのかな」と思わずにはいられません。
自分に自信があり、物言いには傲慢さも感じます。そこに忌避感を感じる事もあるのですが、それを受け入れられるだけの自己に厳しいところがありました。最後は本当に田中一村という人が好きになる。「近所の意地悪ばあさんは厄介なんだけど、嫌いになれない」...みたいな感じ?(笑)
文庫では作品名が出てきますが写真がありません。もう1冊の本はそれを補う形になりました。千葉の展覧会では奄美の作品が全然見られていなかったと知りました。これはやっぱり奄美に行くしかない・・・かも。(^^;

(byふらっと)

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