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2021年3月 2日 (火)

田中一村展

千葉市美術館で開催されていた田中一村展に行ってきました。2021年美術展のガイドブックで見つけて興味を持ちました。私は知らない画家でしたが、旦那さまは少し前にテレビで見たとかで気になっていたそうです。ちょっと遠いけど頑張っていこうと言うことになりました。(^^;
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子どもの頃から絵が上手で神童と呼ばれ、10代で南画を描いていたとか。その頃の作品も展示されていましたが、本当に完成された作品でした。「ちょっと上手い」とは格が違うのよ。(^^;
父親が彫刻家だったので、彫刻の腕もかなりのモノでした。東京美術学校(現東京芸大)にも合格しましたが、健康問題(結核)と家族を養うため3カ月で自主退学となりました。生活のため農業と画業の両立でとても苦労した人です。
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画壇にはなく在野の画家とでも言うのでしょうか。展覧会での入賞という輝かしい軌跡は1つのみ。生活の中で一心に絵を描き続けた人のようです。栃木→東京→千葉→奄美と移り住み、その中で自分が目指す絵を求めた人でした。存命中は評価されませんでしたが、没後は少しずつ評価され展覧会も何度も開催されていたようです。
絵だけではなくその人生も興味深い画家でした。
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心に留まる絵はいくつかありましたが、その中でも奄美での作品は迫力がありました。今回の目玉だった『アダンの海辺』は素晴らしいの一言でした。奄美時代の絵が少ないのが残念です。いつかは奄美の田中一村記念美術館に行ってみたいですね。なかなか難しいので東京の美術館に来ていただけたら・・・というのが本音です。(笑)

(byふらっと)

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