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2021年1月28日 (木)

読了【へんな西洋絵画】

これもこの時の本です。じっくり読むタイプの本ではありませんが、絵画鑑賞に「興味が無い」とか「絵画は敷居が高い」と思う人にはお薦めの一冊でした。そういうのを吹っ飛ばす楽しい本です。
絵を見て「なにこれ変なの」って感じたら、それを面白がればいい。それが入り口になって絵を見ていくと、変に描いてる理由が分かってくる。そして西洋絵画の決まり事を知ったりその時代の流行が分かったりして、鑑賞の幅が広がりますよ...っていう本です。

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マグダラのマリアでお気に入りになったカルロ・クリヴェッリの聖母子像だってこの通り。幼子イエスはぶすっとしたオッサン顔ですよ。(笑) 「幼子イエスは威厳を持たせる」が決まり事なのですが、結果が斜め45度ですよね。(笑)
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これもカルロ・クリヴェッリですが、子どもはみんな『鷹の爪』に出てくる吉田くんみたいです。西洋絵画の子どもは可愛くないのが当然。子どもが可愛く描かれるのは近代の話ですから。
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これはクエンティン・マサイスの『醜女の肖像』です。『不思議の国のアリス』の挿絵で見る公爵夫人のモデルと言われています。これは『風刺画』で、年甲斐もなく色気づいてる女性とのこと。
『風刺画』や『教訓画』はお国柄が出るので、変な絵が多く日本人には理解が難しいです。
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さて、『官能美術史』でも数多く紹介されていたウィリアム・ブーグロー。艶やかで美しい絵の他に、こんなのもありました。(笑) 綺麗に背中に入った膝!のど元にガブリ!とんだラフプレーのような絵です。『神曲 地獄編』の登場人物らしいです。
さらっと読めて、そのうえ西洋絵画の流れも分かる、とにかく面白い本でした。

(byふらっと)

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