『連合赤軍事件-50年目の真相-』
先日買った本の感想です。1日くらいでさらっと読める内容でした。予想通りだったけど、もうちょっと期待してたよ。(笑)
まず漠然と“連合赤軍”と呼んでいた人たちの成り立ちを整理します。“共産主義同盟赤軍派(略称:赤軍派)”が一斉検挙され、『(残り)赤軍派+革命左派=連合赤軍』と『(残り)赤軍派=日本赤軍』の2つに分かれ、それぞれが起こした事件について書いてます。
メインは“あさま山荘事件”を中心に、そこに至る事件や当事者の後日談などです。連合赤軍の事件ではありませんが、母体の赤軍派の事件(ハイジャック)や日本赤軍が起こした事件についても少し書かれていました。ハイジャックして北朝鮮に渡った人たちのその後についてもあります。
結局期待した理想や理念は書かれていませんでした。その時代についてもっと勉強しないとダメなんだろうなぁ。学生運動とか60年代安保闘争とか。でも、それでも「山岳ベース事件」→「あさま山荘事件」を理解できるかは不明です。その心理的な状況はオウムの事件にも共通すると感じました。
テロに無縁そうな日本も70年代は世界にテロ輸出していたんだなぁ~と。結構いろんな国で日本赤軍はテロ事件を起こしてました。もう忘れ去られた感は否めません。未だ指名手配という人もいるし、獄中や北朝鮮にいる人も・・・。その人達は何を思うんでしょうね。
(byふらっと)
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