BFの顛末(ディーラーに行かなくなた理由)
先日チラッと書いたレッカー移動の件ですが、改めてblogを検索し直しても経緯を記していなかったようです。
オフ会などではお話ししたりしてましたが、既に当時の営業さんもいないですし、一度blogにもまとめておこうと思います。
ちょっと長くなるので、興味がある方だけ「続きを読む」からどうぞ。
(byぶらっと)
2006年にディーラーで13年目の車検を受けた直後、右側後輪のブレーキドラムから中に異物でも入っているかのような異音がしました。(初代レガシィの1.8Lモデルは、ディスクブレーキは前輪だけです。)
停止するたびに「カラン」って何かが転がる音がするんです。小さな石でも入り込んだか、最悪ビスでも外れたか。
音がし始めてすぐに気がついたのか、たまたま静かな所で停止したので気がついたのかは不明ですが、その時点で家まで2kmくらい。なるべくスピードを出さず、なるべくブレーキをかけず、なるべく停止しないようにソローリと帰ってきました。
帰り着いて駐車場に入れるのにバックしたのがまずかったのかもしれません。転がっていた「モノ」がドラムとシューの間に挟まったような「キー」と引きずる音に変わりました。ここでJAFを呼んで診てもらいましたが、「ブレーキドラムが外れません」とギブアップ。(後輪にパーキングブレーキが掛かっていたので当たり前なのですが、お互い動転していて気が付かず。)
JAFさん曰くブレーキドラムに外から物が入るとは考えられないので、何らかの破損の可能性が高いということ。
仕方がないのでディーラーまで車載で運んでもらうことになりましたが、積載する間にも「キィーーーー!」という音がどんどん大きくなる恐怖。
しかし、ディーラーに着くまでの揺れのおかげか、降ろすときには音がやんでいました。
で、事前に電話連絡を入れておいたディーラーの担当営業さんに「今は音がやんだけど...」と説明すると、「ちょっと動かしてみましょう」と整備士さんが運転席へ。
普通に考えれば数メートル前後に動かしてみて、ブレーキドラム開けてみるのが当たり前の対応のはずです。ところがその整備士さん、いきなり猛スピードでディーラーから公道へすっ飛ぶように出ていきました。
止める間もあらばこそ。あっけに取られていると、営業さんが「まぁ中でお茶でもしながら待ちましょう」と暢気なことをぬかします。
「いや、ヤバイ音してたから車載で持ってきたのに、ろくに確認もせずに出ていくっておかしくない?」と抗議しても、「整備士だから大丈夫ですよ」と理由にならない理由をこねます。
そうはいっても追いかけようもないので待っていましたが、5分経っても10分経っても帰ってきません。「いいかげんオカシイだろ!」とこちらも言葉が荒れてきますが一向に戻ってこないし、当時の事なので携帯電話などで呼び戻すこともできない。
30分も経ってやっと戻ってきて「特に異音はしませんでしたよ」とのたまう整備士さん。「念のためドラム開けてみましょうか?」と今更なことを言い、開けてみても異常なし。営業さんは「良かったですね」とか言いましたが、一つも良くありません。
そんなことはないと信じたいですが、「買い替えないなら異音の一つもさせて買い替えさせようとしたのではないか?」という疑念が湧いてくるのは止められません。
実はこの営業さん、担当が替わったばかりの若手で、13年落ちのレガシィ乗りは格好のターゲットと狙っている節がありました。
半年前の冬には「マフラーから白煙吹いてましたよ」とか言って、不安をあおって買い替えを勧めてきたり(もちろん、ただの水蒸気です)、別の日には「今日はハンコ押してくれるまで帰しません」と半軟禁状態にされたりね。
結局、この事件をきっかけに、次の車検から星野さんにお世話になるようになり、このディーラーには二度と行かなくなりました。
ちなみに、何年か後にディーラーから車検の営業電話がかかってきた際、件の営業氏は退職した(異動ではない) ことを知らされました。内心「クビになったんじゃないの?」と思ってますが、いずれにしても向いていなかったんでしょうね。
結果的に良い主治医に出会うことができ、ディーラーに行かなくなったおかげで初代レガシィに長く乗ることになったので、あの事件も悪いことばかりではなかったと今では良い思い出...な訳あるかい!ヽ(`Д´#)ノ
| 固定リンク
コメント
大変でしたね
本当に当たり外れは大きいですよね
スバルではないですが Mがつくところでの
妹の車は ひどい目に
仲間に愚痴って助言もらうまで原因不明で
ディーラーでわからなくて ついでに営業所もかえてもわからなくて・・・・
実は 今の工場長と 波長が合わなくて実は悩んでます(^^ゞ
投稿: ねこ | 2020年9月18日 (金) 13時15分
ドラムブレーキの場合、小石が挟まってとかいうことは起きないので、何かが挟まるというのは、内部のピンが折れたり、シューが剥がれたりってことが考えられますが、、、、
ブレーキドラムの構造を理解してないようですが、ドラムブレーキのシューはリンク類とピンで宙に浮いています。ボルトでとまっていたら自由に動かず、ドラムに押しつけられませんよね。
それと、そもそもブレーキドラムの中であることが特定できるかなと?
後ろのほうで音がするぐらいならわかると思うんですが、ブレーキドラムの中って特定するには、ジャッキアップして1輪だけ回してみないとわからない気がします。
カラカラいう音の原因としてよくあるのが、サスペンションやメンバー、マフラーの遮熱板の隙間に小石が入って音がするってのがあります。
キーキー言うのは後ろだと思っていたら実は前のディスクブレーキのパッドに砂がかんでいたなんてこともあります。
レッカー移動して揺られると当然小石はどこかに行ってしまいます。
パーキングブレーキを解除することを忘れていたJAFさんのほうがミスしていて、ディーラーのメカの対応は悪くない気がします。ドラムにかみこんでいたらロックして動かないだろうし、、
でもまぁ、不安になっているユーザーに対する接し方としては問題がありますね。
投稿: がっちゃん | 2020年9月18日 (金) 20時46分
>ねこさん
自分や周囲の人の命を預けるものだけに、信じて任せられなくなると厳しいですね。
ディーラー替えてダメだと、車に愛着がなければメーカーを替えるところですが、メーカーにこだわって乗ってる身には困りものです。
工場長と相性が合わないとしても、腕が良ければ割り切るか、そのうち異動でもあるのを待つか。サービスを受ける側もいろいろ考えちゃいますね。
>がっちゃん
さすがにドラムブレーキの構造くらいは分かりますよ。教習所でも習いましたし。(w)
うちの駐車場は自走式の3階にあり、そこでは車載できないので1階まで自走で下ろしました。私が運転してJAFさんが車外から確認、車載時はJAFさんが運転して私が車外から、最後にジャッキで上げるときには二人で確認しましたが、徐行以下でもタイヤが回ると右後輪から「キィーー!」って。
ドラムは開けられなかったものの、一度ホイールは外したので、ほかの原因は考えにくかったですね。
なによりディーラーについたとたん、あ・うんの呼吸で整備士さんが私の話を一切聞かずに、停止されられないような勢いで飛び出していったのが疑惑のダメ押しです。30分程度走ってみるにしても、最初はソロリと動かしてみるものじゃないかと。原因に確信(さらに言えば「やましい」こと)がなければ絶対にできないような、ものすごいスタートダッシュでした。
普通、調子悪いって客から預かった車を客の目の前でそんな乱暴なフル加速するか!?っていう勢いですよ。
で、前科2犯のヘラヘラした営業さんは、待っている間に抜かりなく買い替えのご案内。まぁ、ゆっくりカタログでも見ててくださいよ。ここのところ不調続きだし、もう買い替えるべきですよって。
必要な確認だったのか、故意による仕込みだったのかは闇の中ですが、少なくともこの人たちに命は預けたくないと思うには十分な対応でした。
前の担当の営業さんには良くしてもらったし、少し前までいたベテランの整備士さんも信頼できる方でしたが、もう見知った顔もいなくなっていたので、ディーラーと縁を切るのタイミングだったのかもしれません。
投稿: ぶらっと | 2020年9月19日 (土) 12時06分
あれ?教習所でドラムブレーキの内部構造なんてならったかな?簡単な原理ぐらいなら教えてかもしれませんが、、、、
ドラムブレーキの構造は結構複雑で、分解して組み立てるのは結構大変ですよ。ピンやレバーの動きをちゃんとりかいしないとうまく組みたてられないし、サイドブレーキのワイヤーも来ているしね。
そもそもドラムを外すのに32mmのセンターナットを外さないと取れてこないし、コンプレッサー+インパクトレンチがないと外せないのでJAFじゃ無理なんじゃないかな。電動インパクトぐらいじゃ分解できないと思います。
まぁ、よっぽど不信感が募っていたのでしょうね。気持ちがそうなるとどうしようもないですね。
ブレーキがキーって言うぐらいは別に大したことないことが多いですけどね。ガリガリ言うのはまずいですが、、、
投稿: がっちゃん | 2020年9月24日 (木) 23時21分