どうにも刻苧漆がダメらしい
金継の話が続きますが、前に直したスヌーピーマグのフタです。最初に直したときは刻苧漆で造形した部分が1日で浮いちゃいましたが、今回は2日で浮きました。(><)
錆漆のところは浮いたり剥がれたりしないので、どうにも刻苧漆の部分に問題があるみたい。
前回は器との継ぎ目に隙間があるのかと予想しましたが、他にも可能性は色々あります。そもそもご飯粒なだけにわずかな隙間が命取りになっているとか、厚盛りしすぎて芯まで乾燥・硬化してないとか。
削り取ってみたら、芯まで乾燥・硬化はしているようでしたが、器との接合部分が全体的に隙間になってる? 厚盛りが原因で硬化時に引けているのでしょうか。
とりあえず刻苧漆の部分を削り取って、欠けた断面に透漆を塗って下処理をしました。
この後は刻苧漆の盛り付けですが、今回は複数回に分けて少しずつ盛ってみましょう。
錆び漆の部分は浮いたりしないので、刻苧漆での造形を欠けた部分より一回り小さめに作って、その上に錆び漆の層を作るようにすれば良いのかもしれません。この辺は試行錯誤を続けるしかないですね。
(byぶらっと)
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