スバル ヒコーキ野郎が創ったクルマ
昨日たまたま見つけたのですが、@niftyのトップページに「飛行機屋が作った車」と題してスバル360の開発秘話が掲載されました。
何を今さらと思いつつ読み進めると、お馴染みのグラム単位の軽量化やトーションバーの耐久性の話に混じって燃料経路のことが出てきました。曰く、急な坂の上り下りでも燃料が途切れずエンジンに供給されるのは飛行機屋ならではの技術力。当時のアメ車は広大な平地を移動するものだったので、日本の坂道では燃料供給が途絶えてエンストする、と。
事の真偽はともかく、よく聞く話以外も紹介されていて興味深かったです。
昔、「星形エンジンを作っていた飛行機屋だから、水平対向でピストンが横を向くくらいなんともない」という話を聞いたことがあります。この話は怪しい気もしますが、燃料経路の方は信じられますね。
この特集記事ですが、プレジデント・オンラインのサイトで6月から月一でシリーズ連載されていたようです。
知久平の話まで遡っている辺り、スバルの100周年にふさわしい。そして、記事の締めくくりには「2019年12月18日に書籍が出る」とのこと。
これはちょっと楽しみです。どんな本になるか期待しましょう。
(byぶらっと)
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コメント
情報ありがとうございます。面白い内容でしたね。単行本の方も楽しみです。
ただ、燃料経路について苦労したとの話はどこかで耳にした覚えはありますが
具体異的に航空機技術を用いていたかどうかは怪しい気がしますねぇ。
スバル360は落下式の燃料供給ですし。その具体的な技術も装置も書いてありませんしね。
それでも、試験条件や環境がそのような性能差を生んだというのが正しいのかなと思います。
徹底して実走して実験・試験をして開発していくという姿勢はスバル360の頃からの伝統ですね。
投稿: JET | 2019年11月22日 (金) 07時47分
>JETさん
JETさんのblogやこういった本で読める現場の話は興味津々です。
スバル360は、当時の普通乗用車にも負けない走行性能だったというのはよく聞く話で、その頃から実験重視、走行性能重視のスバルだからこそ、私もスバルが好きになったのだと思います。
プレジデントの連載記事は全部を読めていませんが、読席にまとまってゆっくり読めるのが楽しみです。
投稿: ぶらっと | 2019年11月23日 (土) 01時56分