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2019年10月17日 (木)

金継チャレンジ(9)

いよいよクライマックス、金蒔き/銀蒔きの工程となりました。
金粉/銀粉の接着剤として、下地に塗ったのと同じ弁柄/黒の漆を塗ります。そして、30分くらいして半乾きになったら、真綿(繭から採った絹の綿)で金粉/銀粉を乗せる...という作業です。
この作業、2つの点で思っていたより難しかったです。
まず一つが、金/銀粉の接着剤となる漆をどこまで塗ったか分からなくなるということ。
Cimg4002
下地に塗った弁柄/黒漆をもう一度塗るのですが、下地も漆仕上げのツヤツヤ、上に塗った漆も濡れているのでツヤツヤ。
錆漆に塗るときは艶のない茶色の上なので塗った場所が一目瞭然でしたが、ツヤツヤonツヤツヤだと塗れたかどうかがさっぱり分かりません。
仕方がないので、「たぶん塗れた」という状態で金/銀粉を蒔いてみたものの、漆が塗れていなかった部分は定着せずに下地が見えちゃってます。
Cimg4004
これはその部分だけリカバリーとして、蒔き直しが必要です。
次回からは、錆漆に塗る時はキワまで攻めず、金/銀粉を蒔く時にキワキワまで塗るようにした方が良さそうです。

もう1つが、「30分くらいして半乾きになったら」という見極め。
乾きすぎたら定着しないと焦って金/銀粉を蒔くと、真綿の方に漆が付いてきちゃいます。その分は金粉/銀粉も無駄になってしまいます。(高いのにねぇ) この辺、どこまで焦らず待てるか落ち着きが大事ですね。
Cimg4003
金/銀蒔きから4日ほど経って硬化したので、今日からリカバリーに入ります。

(byぶらっと)

 

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