金継チャレンジ(8)
錆付け/錆研ぎの工程も、盛った削ったを3~4回繰り返し、まあまあ納得できる状態までこぎ着けました。
フィギュアの気泡や傷を埋める勢いでつるっつるに仕上げたのですが、この上から漆を塗るのでそこまでの精度は必要なかったようです。
で、次の工程に進む前に、それぞれの器を何色で仕上げるか決めなければなりません。
仕上げの色は、ざっくり4色に分けられます。金/銀での蒔きと、弁柄/黒の漆仕上げ。
器との相性を検討するのに参考になるサイトがありました。実際の仕上げ事例もあるので、それらも参考に色を決めます。
小鉢は金、ミスドの小皿は銀というのは最初から決めていました。
急須とスヌーピーマグのフタは、使う場面や器全体とのバランスも想定して銀を選択。
ヴィンちゃんカップだけは銀か黒か赤か決めかねているので保留。他の仕上がりを見てから決めることにします。
金を蒔く器は、修復箇所を弁柄漆で赤く染めます。下地を赤くしておくと、金を蒔いた際に発色が良いらしいです。
弁柄漆は、乾燥してみると「赤」というより「茶色」に近い色でした。この小鉢は元々縁が茶色なので、弁柄漆仕上げでも悪くはなさそうです。
器によっては弁柄漆仕上げもありだし、ポップな感じの白い器なんかだと赤漆も導入した方が良いかもしれません。
銀を蒔く器の下地は、銀の発色が良くなるという黒漆を使います。
黒漆と銀粉は金継キットに入っていないので、東急ハンズで追加購入しました。
黒漆も艶があって綺麗に光るので、これもまたありですね。
3~4日待って乾燥したら「砥石で平らにならす」と説明書にはありますが、それはマニキュア瓶の刷毛みたいので塗った場合じゃないかと。
説明書やWEBの解説で「割れの合わせ目など、細い所は慎重に」と書かれているので、細い面相筆で塗ったら磨く必要はなさそうでした。フィギュアの塗りに比べれば楽な太さですし、日頃の鍛錬(?)が物を言います。
(byぶらっと)
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