金継チャレンジ(3)~ふりだしに戻る~
一昨日の麦漆による接着ですが、あまりの上手くいかなさ加減に不安になり、ネットで色々検索してみました。すると、どうやら麦漆の漆比率が低すぎた様子。
説明書には10円玉と比較した写真で示されていますが、それには練った小麦粉の量に対して透漆を2~3滴と書かれていました。
が、ネットの解説サイトでは1:1が主流。小麦粉に対して漆が飽和するくらいのトロトロ状態が良いようです。サイトによっては筆で塗れるくらいのトロトロさ加減にしていることも。
明らかに一昨日のは漆が足りていませんでした。ポソポソのクッキー生地を塗りたくる感じでしたから。どうりで接着面の麦漆がつぶれずに分厚くなるわけです。
そこで昨日、1日経って固まりかけた麦漆をこそげ取ってやり直すことにしました。
接着面をはがす際、後から接着したスヌーピーの方はあっさり取れましたが、先に接着した急須の方はかなりの力を入れないと外れませんでした。
麦漆をはがすと、ところどころで素地を作った透漆も一緒にはがれます。ということは、完全じゃないまでも、そこそこ接着できていたようです。
ナイフでざっくりはがしたら、残りもダイヤモンドやすりできれいにしながら断面を整えなおします。
そして、透漆を塗り直したのが昨日の進捗です。
本日は漆固め(再)から1日経ったので、改めて麦漆を作って接着しなおしです。
今度は漆の量を飽和ギリギリまでたっぷりと。トロトロの麦漆をできるだけ薄く塗って接着です。
合わせ目が薄く、麦漆もムニッと押し出されて上手くいった手ごたえバッチリ。
改めて固定して、サンルームの段ボールへ。今度こそ8月末まで寝かせますよ。
(byぶらっと)
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