映画「この世界の片隅に」
今日は長崎原爆の日でした。
そんな今日、先日NHKで放送された「この世界の片隅に」を観ました。
実はこの映画、ずっと避けていました。
映画化のちょっと前だったか、同じ作者さんの「夕凪の街 桜の国」がネットで公開されていたのを読んだんですよ。それはもう、悲しいお話で、読み返すことができませんでした。
それが映画化されたと思っていたので、世間の評価を目にしながらも「絶対無理」と思ってました。劇場に行って途中で出るわけにもいかないし、観られもしないのにDVD買うのわけにもいかないですしね。
まぁ、テレビでやるならちょっと見て、ダメなら途中でやめても良いかと録画しておいたのですよ。で、それを観て、今まで避けていたのを後悔しました。
今さらなので感想はサラッと書きますが、戦争の悲惨さ、理不尽さを考えさせられるのはもちろんなこと、そんな中にも日常の小さな喜びや未来への希望が感じられる作品でした。思わずもう一度見返しちゃいました。えらい長い作品なのにね。
第二次世界大戦の後も、世界中で争いの火種が絶えません。最近は日本の周辺まで、きな臭い日々となっています。
相手が引かない以上、こちらも引くわけにはいかないというのも分からないではありません。実際、こちらが譲れば相手も譲ると思ったら付け入られてきた過去があるから、今度こそ引けないという状況になっているわけですし。
でも、お互いが相手の国を追い詰めるような状態で、それが行きつく先に戦争があったわけです。そうして、ああいう日常というのは嫌だなぁと思うのです。
結論は出ないのですけどね。考えることは大事ですし、そのきっかけになる映画でした。もっと早く見れば良かったなぁ。
(byぶらっと)
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