「異邦人(いりびと)」読了
原田マハさんの著作を読んだのは3冊目でしたが、過去に読んだ2作品に比べて後味が悪いお話でした。
(他の2作品の読書記録はこちら==>楽園のカンヴァス あなたは、誰かの大切な人)
絵画を軸に据えた人の死なないミステリーとしての仕掛け部分は、「さすが!」という面白さでした。が、ドロドロとした人間関係、欺し合いのような駆け引きなど、読んでいてあまり気分の良いものではありません。
まぁ、サスペンスドラマなんかではそういうお話が受けるようなので、完全に好みの問題なのでしょうけど。その辺に抵抗のない方なら、楽しめるミステリーだと思いますのでお薦めです。
帯には「京都 本 大賞」を受賞したとある通り、このお話は京都が舞台となっています。これがまた曲者で、東日本大震災による福島の原発事故を背景に、妊娠中の主人公が東京から京都に避難することから始まっています。
震災直後の混乱の中では仕方ない面もあったかもしれませんが、今考えると何だったんだろうという感じ。2012年から2014年に連載されたお話らしいので時代を映しているのでしょうけどねぇ...
とりあえず、3様の作品を読めたので、浜田マハさんの作品はしばらくいいかな。
また「楽園のカンヴァス」のように純粋に楽しめる作品があれば読んでみたいですが。
(byぶらっと)
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