ル・コルビュジエ展
国立西洋美術館で開催されている「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ-ピュリスムの時代」に行ってきました。
国立西洋美術館の開館60周年記念だそうで、2016年に世界遺産に登録されたル・コルビュジエ設計の西洋美術館での開催です。普段の展覧会なら地下の展示室になるのですが、今回は本館2階の常設展示を取っ払っての展示です。
ル・コルビュジエが設計した空間でル・コルビュジエの絵を展示する、ぜいたくな企画です。
建築家という認識のル・コルビュジエですが、絵画も描いていたことは知っていました。なにかの展覧会で展示されていた1枚を見たこともありましたし。
今回の展覧会は、建築よりも絵画製作の方が多かった若い時代、ピュリズムという脱キュビズムを目指した時代が中心でした。
ピュリズムの絵画は、ちょっと色使いとかが物足りない?(^^;)
コーナーが変わるとキュビズムの画家たち(ピカソとかブラックとか)の絵も展示されているのですが、色使いも画面構成も面白い。本人もそれに気づいたようで、それからは建築に重点を移していったようでなにより。
今回の展覧会について、その辺の事前情報なしで行っちゃったので、建築を見たくて行ったこっちはちょっと拍子抜けでした。国立西洋美術館のパンフレット(こちらでpdfがダウンロードできます)のような企画を期待したんですけどね。
期待していたのとは違う展覧会でしたが、コルビュジエの絵画をたくさん見られたり、今まであまり好きではなかったキュビズムの良さに気づかされたり、思わぬ収穫が得られた展覧会でした。
(byぶらっと)
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