フィリップス・コレクション展
平日なら空いてるだろうと三菱一号館美術館で開催中の『全員巨匠!フィリップス・コレクション』展に行ってきました。この美術館は狭いから、混むと大変なんだよね。(^^;
アメリカのダンカン・フィリップス氏が蒐集した近代絵画の展覧会です。“全員巨匠!”と銘打つように知らない名前はないというくらい有名な画家の作品ばかりでした。・・・と言いつつ、私は一人だけ知らなかったけどな。f(^^;
この方、面白い人で「その画家の代表的なモチーフの作品とは違う絵で、でもその画家のタッチが分かるものを蒐集した」というニッチさ。そしてそのニッチを買うためには「代表的な絵を売り払う」こともしたとか。ニッチを愛する変わり者か。(笑)
一カ所、複製絵画が展示されている部屋があります。写真OK!だよ。
その為どれも凄い画家の作品なんだけど、ピンとこない感があります。ただ、「これを観られたのはありがたい!」と感じるものもありました。
セザンヌの“自画像”、ゴヤの“聖ペテロの悔恨”など、「こんな感じのも描いてたんだ~∑(゚∇゚|||)」と嬉しくなりました。
逆にアングルの“水浴の女”、モランディの“静物”などは、「この人らしい。( ̄▽ ̄)」と楽しめました。
19世紀末から20世紀あたりのナビ派、キュビズム、フォーヴィスムは苦手なところ。orz 展示数が多かったのはわたし的には残念。でも、おかげさまでちょっと勉強にはなりま・・・した。(笑)
絵画以外では、ピカソの彫刻“道化師”とロダンの“女のトルソ、身体をねじって跪く裸婦”が良かったです。
午後のひとときのゆったり鑑賞に丁度良い展覧会でした。
(byふらっと)
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