京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展
東京国立博物館 平成館で開催中の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展』に行ってきました。大報恩寺に伝わる慶派の名品が一挙展示です。
運慶と並び称される快慶とその弟子行快、運慶の弟子(次男の説も)肥後定慶による作品が展示の目玉です。これ以降の写真は拡大します。
行快作の“釈迦如来座像”も良いですが、やっぱり“十大弟子立像”は圧巻です。表情や肌の表現、体躯に腕に浮き出した血管まで、見ているだけじゃなく触りたくなる。(笑) わずかですが、衣に残る模様と彩色がとても綺麗でした。
運慶派と快慶派のチームに分かれて製作されていると言うことで、頭の形や衣の長さなどにその特徴が現れていました。そう思ってみるとなるほど面白いです。
最後に肥後定慶(もちろんチーム定慶)による六観音です。
光背が外され360度ぐるりと回ってみることが出来ました。貴重な経験ですよね。(^-^)
私的には、やる気なさげな自然体“如意輪観音菩薩座像”が推しです。それと必見は“准胝観音菩薩立像”です。こちらの複数の腕の出方には衝撃を受けました。スゴイよ!
そして“聖観音菩薩立像”は写真撮影可能でした。
途中、面白い作品がありました。“天王および羅刹立像”です。この羅刹達が凄く躍動感があり、表情も良くてサイコーです。羅刹というより餓鬼とか異形のもの達ですが。
小さなものですが、一見の価値ありなので、オススメです。(v^ー゜)
(byふらっと)
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