『ミケランジェロと理想の身体』展
明日で終わる『ミケランジェロと理想の身体』展に行ってきました。ワンフェスと夏の猛暑に負けて、ギリギリの鑑賞でした。(^^;
目玉はなんと言ってもミケランジェロの大理石彫刻2体。1体は未完の《ダヴィデ=アポロ》で、ノミ跡が分かる製作途中という超貴重な作品。完成品を見るのとは別の意味で感激しました。
もう1体は若かりし頃の作品《若き洗礼者ヨハネ》です。スペインの内戦により粉々になって全体の40%しか残っていませんが、当時の写真から修復されています。
この2つが見応えあるのは当然ですが、やはり特筆すべきは古代(ギリシャ時代)の彫刻やフレスコ画の美しさです。「理想の身体とは、まさにこのことか!」って感じです。
これ以降の写真は全て拡大します。
題材がギリシャ神話の神や英雄なので、理想を詰め込むのは当然なのかも知れません。ルネサンス時代より1000年以上前の作品の方が秀逸に感じるのですから、歴史は進歩だけではないと改めて思いました。
古代の《プットーとガチョウ》が可愛くて、そのお尻が・・・お尻が・・・触りたかった。(笑)
展示最後の《ラオコーン》は撮影可能だったの、全方位から撮影。ラオコーンの表情とねじられた身体が苦痛と美の両方を表現していてたまりません!(≧∇≦)
ちなみにこちらは2011年にイタリア旅行をした時にバチカン美術館で見た古代ギリシャ(オリジナルと言って良いのかな?)の《ラオコーン》です。
このラオコーンが発見された時、ミケランジェロも発掘現場に呼ばれ見ているというのですから、歴史を感じます。
ミケランジェロも凄いけど、古代ギリシャ人も凄いと感じる展覧会でした。楽しかったよ~ん。ψ(`∇´)ψ
(byふらっと)
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