ペンギン・ハイウェイ
昨日、初日の「ペンギン・ハイウェイ」を観てきました。森見登美彦原作というだけあって、ペンギン発生の謎に現代科学で納得できるような解明がされるわけでなく、「そういうものがある世界」での少年の心情を描く作品です。そして、石田祐康監督作品らしい疾走感のある映像。
お姉さんへのあこがれと同級生との関係など、ちょっとませた小学生の日常と成長が微笑ましいです。
お姉さんへのあこがれと同級生との関係など、ちょっとませた小学生の日常と成長が微笑ましいです。
テレビ等での推しも強く、前評判の高さにも期待MAXでしたが、まぁ期待通りに楽しめる映画でした。(期待を裏切られることはなかったけど、「期待以上だった!」ということもないという感じです。)
メインのキャラは俳優さんが演じています。
北香那さんはとても上手くて、「バイプレイヤーズ」のジャスミンと同一人物とは思えません。完全に少年です。船越英一郎さんや神田沙也加さんなど声優としても上手な役者さんがいますが、女優としても声優としても今後が楽しみな役者さんです。
CMなどで聞くと「ちょっとオバさん臭い」と感じていた(※個人の感想です)蒼井優さんは、劇場で全編を観ると我慢できなくはなかったです。好みの問題もありますが、このキャラにはこの声もありだと納得させられました。
竹中直人さんは上手いんだけど、声で顔が浮かんじゃうのでキャラ絵とのギャップを感じてしまう。美輪明宏さんなんかと同じで、ちょっとアニメではお目にかかりたくない(※個人の感想です)ですね。
脇を糧める声優さんたちの安定感はさすがです。やっぱアニメは声優さんに演じてほしいと(※個人の以下略
本当にすごい人はツイッターでは「おっぱい」しか呟かないというネタがありますが、青山君の「おっぱい」は良い演出だと思います。
すっごい真面目で優秀なんだけど「おっぱい」しかツイートしない感じ。(w)お姉さんとの関係にも綺麗に繋がっていました。
物語は後半で四畳半神話大系バリの訳の分からない展開を見せます。ちょっと寂しい終わり方も、少年の成長には必要だったんでしょうね。
もう一度じっくり見たい映画ですが、DVDを買って何度も観るほどではないかな?という微妙な感想です。
(byぶらっと)
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