遺跡の発掘現場を見学してきました
府中市の名前の由来は、武蔵国の国府が置かれたことにあります。ちょっと掘ると奈良・平安時代の遺跡がすぐに出てくるそうです。
自宅のそばにある第一生命の情報センターが敷地内に新たにビルを建てるということで、お約束のように遺跡調査からとなっている様子。マンションの掲示板に発掘中の遺跡の見学会があるとのチラシが貼られていたので、ちょこっと行ってきました。
「普段は絶対に入れない他所様の情報センターの敷地に入れる」くらいの興味で行ったものの、市の職員さんが遺跡の概要を説明してくれたり、発掘調査を請け負っている会社の調査員さんが遺構を一つ一つ説明してくれたり、思った以上に興味が湧きました。この辺りは職人さんの工房や住居があったらしく、竪穴式の作業場と掘っ立て柱の住居がペアで建てられていたそうです。また、遺物がほとんど出ないことから、戦乱などで慌てて放棄されたのでなく、用が済んだからきちんとかたづけて引っ越したということも分かるとか。
引っ越しの際はかまどを壊してから引き払うというのも、かまどには神様がいるので使いっぱなしでなく感謝を込めて潰したとか、そういう話を小学生くらいに聞いていたらもっと真剣に勉強したのにとか思ったり。
場所が情報センターだけに、たとえ裏庭でも写真撮影禁止だったのは仕方ないですね。代わりにしっかり写真の入った資料をもらえたのは良かったです。こういう見学会って、遺跡が出る度にやっているのかもしれませんが、開催自体を知る機会がなかなかありません。今回はたまたま知ることができたのでラッキーでした。
また機会があれば行ってみたいと思います。
(byぶらっと)
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