« COVA | トップページ | プラド美術館展 »

2018年4月21日 (土)

横断歩道が危ない?

昨日のNHKニュースおはよう日本において「横断歩道が危ない」というタイトルの特集がありました。タイトルだけ聞くと「なにが?」「白線が雨で滑るとか?」と思いましたが、信号のない横断歩道で歩行者に道を譲らない自動車の問題提起でした。

道路交通法では、信号のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいたら自動車は必ず停止し、横断を妨げてはいけないルールになっています。
日本に暮らすイギリス人が、日本ではあまりにそのルールが守られていないと問題視していました。母国ではしっかり守られているだけに、日本でも止まってくれるものと思った子供が車にひかれそうになるなど、とても危険だということです。
JAFの調査でも、きちんと止まる車は1割以下との結果が出ています。

こちらのblogを読んでから、私もいつかネタにしようとドライブレコーダーの映像を保存していました。もう少し事例が溜まったら取り上げるつもりでしたが、ちょうど良い機会なので公開してみます。

【事例1】
3月に青梅に行った帰りの新奥多摩街道。

中学生くらいの少年が横断歩道を渡ろうとしていたので、停止しました。が、対向車はまったく止まる気配がありません。
少年は譲ってもらったからには速やかに渡りたいものの、対向車が止まってくれないので渡るに渡れない。可哀相に挙動不審のようになっちゃってます。こうなると、止まったこちらが申し訳ない気持ちになって、気まずい雰囲気に。
っていうか、そこのインプレッサ! せめてお前は止まれ!! テメェがスバリストを名乗ることは許さないからな!(などど暴言が録音されているので、音声はカットしてあります。(^^;) )

【事例2】
先ほどの事例の数日前。雨が降る夜、自宅のすぐ近くです。

暗い中に歩行者を認めたので停止したら、後続車が追い越していきました。Σ( ̄ロ ̄lll)
直前で停車していたタクシーがいたこともあり、私の車も同様に停車するものと勘違いしたのかもしれませんが、これは相当危険なケースです。
道路交通法では横断歩道の手前30mでの追い越し・追い抜きも禁止しているので、二重に違反する行為となります。歩行者が車を信用せずに横断を始めていなかったから救われましたが、もし事故になっていたら目も当てられませんよ。
テメェは免許を返納しろ!(などと暴言が...以下略)

海外旅行で交通先進国に行くと、NHKに出ていたイギリス人が言うとおり車は“絶対に”止まってくれます。“ほぼ”じゃなく“絶対”です。逆に三流国に行くと、当たり前のように車優先だったりします。
交通先進国からの訪日旅行者も増えていますし、こんなことで三流国認定されては恥ずかしいので、「東京オリンピックに向けて」というこじつけでもいいですからルールを徹底してほしいものです。

警察の取り締まりノルマも一時停止や右折禁止など捕まえやすいところでなく、横断歩道で片っ端から捕まえれば良いんですよ。
え、そんなに都合良く歩行者がいないって? そんなもの非番の警官でもひっきりなしに歩かせておけば...ゲフンゲフン

(byぶらっと)

|

« COVA | トップページ | プラド美術館展 »

コメント

確かにこういうことあります。
せっかく自分は譲っても周りが同調してくれないとスムーズにいかないですね。
横断歩道ならまだ歩行者優先という気持ちがあるけど、車のあいだから自転車で飛び出して来て、こっちが急ブレーキという事態がありまして、せめて横断歩道まで移動してよと思いました。どこでも歩行者や自転車は赤信号ですよね。
それより、音声入りをぜひ(笑)。

投稿: MICCHAN | 2018年4月22日 (日) 13時27分

>MICCHAN
歩行者や自転車もルールを守らない人がいるので、実際の路上はいろいろ難しい場面がありますね。とにかく事故を起こさないように気を付けたいと思います。

実際の音声は「そんな慌てなくても、歩行者優先なんだから堂々と待たせていいんだよ」とか、そんなのだったりします。(^^;) ちょっと情けないので非公開で。

投稿: ぶらっと | 2018年4月22日 (日) 21時13分

ほんとに日本では横断歩道で止まらないですね。
ボクもまた映像が溜まってきたのでそのうちにブログネタにしようかなと思います。

歩行者側でも何度撥ねられそうになったことやらです。
実際にドアミラーに撥ねられて警察沙汰にしてやったこともありますし。。。

投稿: JET | 2018年4月22日 (日) 22時31分

田舎に行くほど止まらない気がします。私が止まると後でイライラした顔がバックミラーに映ります。ときどき、停車中の車を対向車線から追い越そうとして歩行者に気づいてあわててやめるのも居る始末。

ただね。これは車だけの問題じゃなくて、横断歩道が近くにあるのに道路を渡る大人があまりにも多いってのも理由な気がします。横断歩道を意識しなくなってしまうんでしょうね。

投稿: がっちゃん | 2018年4月23日 (月) 10時02分

>JETさん
自分が歩行者の時は、止まれる距離があれば止まる気がなさそうでも渡り始めちゃいます。向こうも轢くわけにはいかないから、絶対止まりますしね。

ただ、自分も歩行者を見落として止まり損なうことが絶対にないとは言い切れないのは情けないところ。そんなことにならないよう、こうして話題にすることで、自分もよりいっそう気をつけなければと思います。

>がっちゃん
田舎に限らず交通量が少ないところだと、さっさと通り過ぎてくれた方がスムーズということもあるのも分からないでもないです。
しかし、対向車が止まらないのはまだしも、わざわざ対向車線にはみ出して追い越そうというのは気が知れません。
事故になる前に、たまたま居合わせたパトカーなんかに捕まれば良いのにと思います。

私も横断歩道以外で渋滞の隙を縫って渡ろうとする歩行者には譲りませんよ。ずっとユルユルと動き続けたりね。(^^;)
まぁ、あちらが横断を始めてしまったら、たとえ横断歩道でなくとも止まる義務があるのでほどほどにしておきますが。

投稿: ぶらっと | 2018年4月23日 (月) 23時11分

個人的には捕まるとかどうかとかいうことに興味がありません。事故が起こらないと良いと思うだけです。

取りしまったから、事故が減るとは思えないんでね。

投稿: がっちゃん | 2018年4月24日 (火) 11時15分

>がっちゃん
まぁそうなんですけど、取り締まられないと法規を守れない人が多すぎますからね。交通先進国だって、厳しい取り締まりの積み重ねが今につながっているのかもしれませんし。

取り締まられないと改めないのは残念ですが、野放しよりは多少でも事故も減るんじゃないでしょうか。
「事故が起きて彼では遅い」と思うのですよ。

投稿: ぶらっと | 2018年4月25日 (水) 00時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 横断歩道が危ない?:

« COVA | トップページ | プラド美術館展 »