プラド美術館展
国立西洋美術館で開催中の『プラド美術館展-ベラスケスと絵画の栄光』に行ってきました。久しぶりにベッタベタの西洋絵画(バロック期)鑑賞なので、どう見たらいいか微妙にギクシャクしてしまった。(^^;
展示は①芸術 ②知識 ③神話 ④宮廷 ⑤風景 ⑥静物 ⑦宗教という章立てになっています。なんか中学でやる美術の授業みたいです。(笑)
目玉はもちろんベラスケス。今回7点の作品が来日しています。どれも必見なのですが、“狩猟服姿のフェリペ4世”には描き直した跡があって面白いです。なんでちゃんと直さなかった?とかね。(^^;
“王太子バルタサール・カルロス騎馬像”からは王太子に向ける期待や愛情が、宮廷に仕える矮人の“バリューカスの少年”からは優しさと純粋さを感じられます。身分は天地ほどにかけ離れていますが、画家が向けた誠意は同等に思われ、絵から受ける印象がとても心地よかったです。
ベラスケスって写実主義と言われるけど、筆のタッチなどは印象派を思わせるくらい荒かったです。でも作品が大きいから離れてみるとそれがリアルに感じる。凄い!(*≧m≦*)展示はスペイン画家だけではなく、ルーベンス、ティツィアーノ、ヴァン・ダイクなどもあってかなりお得です。(おい!笑)
“アンドロメダを救うペルセウス”(写真の真ん中)は、ルーベンスの絶筆とのこと。ヤーコブ・ヨルダーンスが最小限の加筆をしているとか。感慨深いわぁ~。(u_u。)
“視覚と嗅覚”(写真の右側)は、ヤン・ブリューゲル(父)他の共作で、流石花のブリューゲルって感じですが、なんと言っても画中画が面白い。ブリューゲルの絵やルーベンスらしき絵が沢山並んでいます。“パリスの審判”などもあります。これはどれが誰の絵か解説が欲しかった。(誰ってことはないのかもしれないけど)
最後に凄く気に入ったのが、ヴァン・ダイクの“聖フランチェスコの法悦”。しかし、絵ハガキはありませんでした。(/□≦、)
久しぶりの展覧会は楽しかったなぁ~って、・・・前売りが溜まってますょ。これらは一人で行くので、平日にちゃちゃっと行こう。期限が切れそうなのから順にね。f(^^;
(byふらっと)
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